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2015.10.05
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カテゴリ:ボードゲーム

ボックスアート
イスタンブール:モカとバクシーシボックスアート.jpg

内容物
イスタンブール:モカとバクシーシ内容物.jpg

 Rüdiger Dornによる「イスタンブール」は2014年ドイツエキスパートゲーム大賞を獲得したゲームで、日本語版も発売されている。なかなか評判もいいようで、さっそく拡張が出た……今年の6月に。残念ながら、今のところ広く国内流通する兆しがない。注目が集まれば状況も変わるかもしれないので、ここでちょっと紹介してみたい。

 プレイヤーは布、香辛料、果物を手広く扱う商人だが、ここに来て市場でコーヒーが流行しだしたため、機を見るに敏なプレイヤーは早速コーヒーも取り扱うことにした……という設定。しかし基本ゲームのコンポーネントの都合上、コーヒーは手押し車とは別枠で、駒を使って管理することになっている。まあの手押し車は、拡張性は最悪だよねw 追加要素のほぼすべてが、このコーヒーをコストとして支払う必要がある。ゲームの目的であるルビーもコーヒーで獲得できる手段が用意されてるので、大きな戦術が1つ増えたと言えるだろう。

 拡張といってまず思いつくのが追加のボーナスカードで、これは当然ある。コーヒーを得るもの、コーヒーを支払って何かを得るものもあれば、通常の商人の移動の代わりに四隅の場所にぴょんと移動させるものもある。

 コーヒー商人駒は、基本ゲームの総督駒や密輸商人駒と同じように使うものだ。ボード上で遭遇したときに2リラか任意の商品を1つ支払えば、コーヒー駒を2個得ることができる。コーヒーは“商品”とは別枠なので、密輸商人駒などから得ることはできないため(逆に“任意の商品”としてコーヒーを支払うこともできない)、入手手段は限られる。コーヒー商人駒の位置は他の2つの駒と同様に重要になるだろう。

 そしてもちろん、メインの追加要素である場所タイル。新たな場所が4つ増え、基本ゲームでは4×4の形だったゲームボードが縦4×横5となった。

イスタンブール:モカとバクシーシ場所タイル.jpg
 追加の場所タイル(ドイツ語面)。「焙煎所(左上)」「ギルドホール(右上)」「酒場(左下)」「コーヒーハウス(右下)」。

 ギルドホールでは、コーヒー1個を得てギルドカードを2枚引き、手札からギルドカードを1枚捨てる(今引いたのでなくてもいい)。ギルドカードはボーナスカードみたいなものだが、より強力。ただし手番ごとに1枚しか使えない上に、その手番では商人の移動をまったく行えない。遭遇も起こらず、場所のアクションも実行できないので、ギルドカードを使うタイミングは慎重に見極める必要がありそうだ。

イスタンブール:モカとバクシーシギルドカード.jpg
 ギルドカードの例。13番は「任意の商品(コーヒー不可)を6つ支払い、スルタンの宮殿から次に獲得可能なルビーを1個得る」。14番は「小モスクから持っていないタイルを1枚取り、必要な商品を1つ支払う」。ルビー獲得系はサドンデス要因として最強クラス。モスクタイルを取る方も、出遅れて大量の商品を用意できないときに役立つだろう。手札上限はないので、序盤に引いてもそれほど無駄にはならない。なおペガサス版では、天地を逆にして英語とドイツ語が併記されてる。ドイツ語面に日本語シールを貼れば、いざというときにその場で英文を参照できる親切仕様だw

 焙煎所では3通りの方法でコーヒーを得ることができる。1つごとに2個得られ、可能なら3通りすべてを実行できるので、最大6個得ることができる。カードを除くと、主なコーヒーの入手手段はこことコーヒー商人駒の2通りだ。

 酒場では3通りのアクションから1つを選んで実行する。一番上のアクションでは、コーヒーを2個支払って柵駒をボード上の2つの場所の間に置き、どちらかの場所のアクションを実行する。この柵駒は、このアクションを実行したプレイヤーの商人以外は通行できなくなる。普通は1歩か2歩しか移動しない商人が通過できなくなるというのが、どれほど大きな障害かは言うまでもないだろうw

イスタンブール:モカとバクシーシ柵.jpg
 こんなふうに柵駒を置き、自分だけは通れることを示すため、手元に柵管理タイルを置く。置いたときに両隣の場所のいずれかのアクションを実行できる。コーヒー2個分の価値は充分ありそうだ。

 2番目のアクションでは、コーヒーをいくつか支払って酒場タイルを得ることができる。これはモスクタイルとほぼ同じ扱い。早く取った方が低コストなのも一緒だ。

イスタンブール:モカとバクシーシ酒場タイル.jpg
 酒場タイル。2種類あり、左側は「駒と遭遇したとき、何も支払わずに利益を得られる」。右側は「通常の移動の代わりに、一直線にどこまでも移動できる」。コーヒーが貴重とはいえ、どちらも強力すぎな気がするんだがw

 3番目のアクションでは、コーヒー4個と商品3つを支払い、スルタンの宮殿か宝石商かコーヒーハウスのいずれかからルビーを取ることができる。どの商品を支払うかはバクシーシタイルに示されている。誰かがこのアクションを実行するたびにタイルは裏返され、必要となる商品が変わってしまうので注意が必要だ。

イスタンブール:モカとバクシーシバクシーシタイル.jpg
 バクシーシタイルの表面と裏面。安い果物3つか、高価な商品を1つずつか。直前の手番プレイヤーにひっくり返されると悶絶するだろうw

 最後にコーヒーハウス。これは見ての通り、新たなルビー獲得場所となる。コストがどんどん高くなっていくのも一緒だ。


 「イスタンブール」は確かにいいゲームだが、対応プレイ人数が2~5人なのに5人プレイだとボードがやや狭く、ルビーの入手手段も充分ではないため、後手の不利が際立つという欠点があったように思う。この拡張で4枚分広くなり、コーヒーハウスでもルビーが得られるようになったため、特に5人でのプレイ感が大きく変わるんじゃないだろうか。もちろん3、4人でも面白いだろうが、逆に2人だとちょっと広すぎるかもね。
 追加のボーナスカードや酒場タイルで、通常とは異なる移動がさらに増え、不意討ちでルビーを得る手段も用意されたため、ゲームの展開はよりダイナミックになりそうだ。ここら辺は好みが分かれそうだが、基本ゲーム好きな身としてはこれも試しておきたいところだ。






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Last updated  2015.10.31 20:08:54
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