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2008年06月28日
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カテゴリ:読書
「がん患者の心を救う 精神腫瘍医の現場から」

埼玉医科大学国際医療センター
精神腫瘍科教授
 大西秀樹

がん患者の心を救う

良書だと思う。

平易な文章でがん患者の心のサポートが語られている。

前半はうつ病ががん患者に多いこと。
がんの症状と思われるような身体症状が、実はうつの症状であり、
うつの治療で改善されることがあること。
気をつけていないとうつが見逃され、患者の苦しみがより大きくなることなどが
心に残った。

反対に、痛みの治療だけで精神状態が極めて改善することも印象的だ。

後半は、子育て中のがん治療 「がん・がん介護」 体の一部を失うこと
第二の患者である家族 など さまざまながんの心のケアが語られ、どれも
読みやすくわかりやすい。語られている内容は重い。

これまで、看護や介護や患者サイドからの心のサポートの書物はあったが、
やっと専門家登場という感がする。
やはり、プロは違う。

現在闘病中の方、ご家族、ご遺族だけでなく、広く、医療に携わる方たちに
読んでいただきたいと思った。
かならず得られるものがある。

覚書
中であげられていた書籍
「ギャンブル依存とたたかう」帚木 蓬生 新潮選書
「自分でえらぶ往生際」大沢周子 文藝春秋
「思いやる勇気」サイマル出版会 絶版

2008 6 29
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追記2008 9 30
日本サイコオンコロジー学会のサイトで筆者の大西先生のお話が
きけるのを発見した。
他の先生のは、専門用語が多いけど、大西先生のは、上記の本と
リンクしたお話で、わかりやすい気がする。
http://www.jpos-society.org/e-learning/room1.html

それにしても、ネットで無料一般公開とは、すごい。
医療関係者向けだけど、
政府のがん対策基本法案によるものか?
学会の熱意かな?
必要な人に、この情報 レクチャーが届いているといいなと思う。

サイコオンコロジーは がん心理学とか、もそっとわかりやすい
日本語に()つきでいいかえして、一般に受け入れられるように
トライしてほしいと思う。
精神腫瘍学?なんのこっちゃだ。

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追記2 2009 6 30

今朝のNHKニュース番組 おはよう日本 で
埼玉国際医療センター 腫瘍精神科 大西秀樹 先生が紹介されていた。

印象的だったのは、

患者さんのインタビューで
大西先生を受診して

「仕事をやめたり、ご主人がなくなられたり、いろいろあったんですね」
「軽いうつ です」
「治るから、必ず治るから いらっしゃい」
と、言われて治療を受け、とてもよくなった(表現をはっきり覚えてないなぁ)
と、語る方の表情が素晴らしくいきいきしていたことだ。

がん患者の家族も受診できる と紹介されていたと思う。
すごく、大事なことだ。

今後、全国のがん拠点病院にサイコオンコロジーの専門医が派遣されるらしい。
がん患者と家族を支えてくれる、大きな存在だろう。





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最終更新日  2009年06月30日 19時45分53秒
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