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テーマ:住宅コラム(1785)
カテゴリ:建築
里山にある家コンセプト
周囲は市街化調整区域で昔ながらの屋敷林のある農家が点在しています。 北に赤城山、東は田圃、その遠景は中世の山城の跡がある金山が見えます。 ゆったりとした敷地と田園風景は和みます。夏は田圃の蛙が鳴き、冬は名物の「空っ風」が吹き、寒いです。そこで、竹林で北と西を囲み、防風林としました。 南には楠や樫など、里山によくある高木常緑樹を配し、視線避けとしました。 敷地がゆったりとしているので、平屋とし、四季の楽しめる「モミジ」をシンボルツリーにし、ウッドデッキで囲み、その外側をコの字に建物を配し、部屋や風呂、玄関などから、シンボリツリーが見られるようにしました。外壁は焼き杉やワラスサ入り漆喰など、日本古来の天然素材を利用しました。 内部も無垢材の床や漆喰を塗り、在来工法で梁を見せます。 風呂は浴槽に浸かりながら、シンボルツリーが見えます。 視線避けで瓦と漆喰の塀で囲んだ坪庭は洗い場から出られます。 坪庭には水盤や樹木などあり、火照った体で、デッキに座り、心も癒します。
お陰様で、第1回トステム設計コンテスト入賞、決定致しました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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