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《櫻井ジャーナル》

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2011.11.14
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 11月12日にイランで革命防衛隊の基地が爆破され、ミサイル開発プログラムの中心的な人物で新しい長距離弾道ミサイルを開発していたハッサン・モガダムを含む17名が殺されたと報道されている。

 イスラエル軍に情報源を持つと言われるコメンテーターのリチャード・シルバースタインによると、爆破したのはイスラエルの情報機関モサドで、MEK(ムジャヒディン・ハルク)の協力を得て実行したのだという。

 MEKやクルドの分離独立派をアメリカやイスラエルの情報機関が手先として使っていることは、以前から指摘されている。「ジュンダラー(神の兵士)」と名乗るスンニ派のアル・カイダ系グループもイラン国内でアメリカの秘密工作に協力している。

 また、イランの核施設で使われているコンピュータに、新しいウイルス「ドゥク」が感染していたともいう。以前、スタックスネットなるコンピュータ・ウイルスの感染でイランの核開発が遅れたこともあるが、同じような手法を使ったということなのだろう。感染に気づかずに動かしていると、深刻な放射能汚染をもたらしかねない。

 現在、シリアが内乱に近い状態になっているが、この混乱にはバシャール・アル・アサド大統領のオジにあたるリファート・アル・アサドを中心とする勢力、あるいは父親の政権で要職にあった人物で今はパリを拠点にしているアブドゥル・ハリム・カーダムを中心とする勢力などが関係している。トルコを拠点としている「シリア自由軍」は、自分たちの兵力を1万5000名だと主張している。

 そうした反体制派の背後では、ネオコン(アメリカの親イスラエル派)などが蠢いている。米国務省がシリアの反体制派に資金を提供していたことを示す外交文書も公表されている。

 サウジアラビアなどスンニ派の湾岸独裁産油国は、イラン、イラク、シリア、レバノンのつながりを警戒してきた。イラン攻撃の動きとシリアの混乱やイランへの戦争圧力を無関係だと考えることはできない。





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最終更新日  2011.11.15 02:20:06



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