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《櫻井ジャーナル》

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2013.09.16
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 9月13日に国連の潘基文事務総長はWIF(女性国際フォーラム)で講演、その中で8月21日の化学兵器を使用したと見られる攻撃に関する調査に言及、化学兵器は使われ、シリア政府が人道に対する多くの犯罪を犯したと言明して話題になっている。報告書を発表する予定日も16日だと語った。

 この報告書が調査団の責任者から潘事務総長へ提出されたのは15日。その2日前に事務総長が報告書の内容を知っていたとするならば、事前に報告書をチェックしていたことになり、作成の過程で外部からの影響があった疑いが生じる。そこで問題になっているのだ。

 インナー・シティ・プレスのマシュー・リー記者によると、事務総長より前にフランスのローラン・ファビウス外務大臣は報告書の内容を公然と語っていた。つまり、報告書は16日に発表され、シリアのバシャール・アル・アサド大統領が攻撃に関与していると話していたというのだ。この情報をフランス政府は国連事務総長から聞いたという。イギリス政府も事前に報告書の内容を知らされていたようだ。

 3月のケースでは、国連独立調査委員会メンバーのカーラ・デル・ポンテが化学兵器を使用したのは反政府軍だった疑いが濃厚だと発言していたこともあり、8月の調査について、潘基文事務総長は化学兵器が使われたかどうかを調べるだけだとしていた。

 ところが、報告書の作成に外部からの関与があったことを疑わせるような形で潘事務総長がリークしたのは、状況が変わったからだろう。ひとつの可能性は、シリアに対する米英仏軍の直接的な攻撃が挫折したということ。

 国連の報告書に関係なく、8月に化学兵器を使ったのは反政府軍だとする証言、証拠は増えている。そうした情報、分析を否定するのならば、それだけ説得力のある内容が要求される。





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最終更新日  2013.09.16 22:44:21



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