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ウクライナで進行中のファシストによるクーデターに絡み、エドワード・スノーデンの人脈が注目されている。現在、スノーデンが持ち出した全ての情報にアクセスできるのはふたりだという。つまり、調査ジャーナリストのグレン・グリーンワルドとドキュメンタリー・フィルムの監督/プロデューサーであるローラ・ポワトラ。ふたりは現在、ファースト・ルック・メディアに雇われている。
ファースト・ルック・メディアの創設をピエール・オメディアが宣言したのは2013年10月のこと。オメディアはフランス生まれのイラン系アメリカ人で、インターネット・オークション・サイトの「eBay」で成功して巨万の富を得たという。 そのグループ内の「オメディア・ネットワーク」を通じ、ウクライナのNGO「センターUA」に彼は多額の資金を提供、2012年には予算の36%を負担したという。ちなみに、54%はCIAの別働隊とも言われるUSAIDであり、やはりCIAと緊密な関係にあるNEDも資金の主要提供者。 アメリカを拠点とする「国境なき巨大資本」にとって都合の悪い体制をCIAは潰してきたが、ウクライナも例外ではない。実際、「オメディア・ネットワーク」が資金を提供している団体は反ビクトル・ヤヌコビッチ、つまりファシストのクーデターを支援している人たちだ。 グリーンワルドやポワトラがウクライナに対してどのように姿勢を示しているかは不明だが、オメディアの影響を全く受けていないとは考えにくい。最悪の場合、ネオコンはスノーデンの情報を使い、アメリカだけでなく全世界の支配層を脅し、戦争への道を切り開こうとするだろう。 すでに、グリーンワルドがスノーデンから渡された情報を小出しにしていることを批判する声もある。ジャーナリストとしては長く商売に使うため、情報を小出しにしたいだろうことは推測できるが、オメディアの存在はそれ以上の何かがあるという疑いを生む。 スノーデン、グリーンワルド、ポワトラが最初からネオコンと手を組んでいたことを示す証拠はないが、途中から、本人たちの意思には関係なく、ネオコンの管理下に入った可能性は否定できない。ウクライナ情勢をネオ・ナチ/ファシストに触れないで語る「リベラル派」や「革新勢力」と同じということだ。 【追加】 グリーンワルドからの反論:ココ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2014.03.03 01:39:26
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