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《櫻井ジャーナル》

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2014.04.25
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 フォトショップを使って写真を偽造し、無関係な写真を持ってきて虐殺を演出する常習犯がいる。アメリカの支配層、あるいはその手先たちだ。多くの場合、その目的は軍事侵略、戦争を正当化することにある。そうした行為を「西側」のメディアは無視する。特にひどいのが日本のマスコミだ。

 そのマスコミがひとりの研究者をバッシングしている。論文に不適切な写真をミスで載せ、一部の文が「コピペ」されているというのだが、論文の本質には関係のない部分のようで、大騒ぎするほどの問題とは思えない。

 それほどミスが大問題だというなら、ウクライナの軍事的な緊張を煽るためにインチキ写真を意図的に掲載したニューヨーク・タイムズ紙、その記事に同調して偽情報を流しているアメリカ政府を攻撃するべきだろう。

 本ブログでは何度も書いていることだが、ユーゴスラビアにしろ、アフガニスタンにしろ、イラクにしろ、スーダンにしろ、リビアにしろ、シリアにしろ、そしてウクライナにしろ、メディアは嘘をつき続けている。

 日本にも「ノンフィクション」に分類されている多くの本が出版され、記事が掲載されているが、その大半には「注」や「索引」がなく、無断引用のオンパレード。それが日本の「言論界」だ。

 以前、ある有名週刊誌の編集長に記事の事実関係が間違っているのではないかと質問したことがある。それに対する回答は「あなたも面白おかしく書くでしょう」だった。「読者受け」するように事実を曲げて書くということだろう。そうしたマスコミが誰かをバッシングする場合、その裏では碌でもないことが起きている場合が多い。

 バッシングされている研究者とは、言うまでもなく、理化学研究所の小保方晴子。論文の中身について論評する能力はないので触れないが、一連の出来事を見ていると胡散臭さを感じて仕方がない。この研究を安倍晋三政権が利用しようとしていたかどうかは胡散臭さに関係のない話だ。

 伝えられているところによると、小保方が理研でSTAP細胞について研究を始めたのが2011年、13年3月に論文をネーチャー誌に提出、4月にユニットリーダーに就任、12月に査読を通過、今年の1月30日に論文が掲載され、2月上旬には写真のミスが指摘されたという。研究開始から論文の掲載まで約3年間。中部大学の武田邦彦教授も指摘しているように、複数の専門家が様々な形で3年にわたってチェックし、見つけられなかったミスを1週間ほどで部外者が指摘するのは不自然だ。巨大な利権が絡んでいるだけに、なおさら胡散臭く感じられる。

 しかも、医学界や医薬品業界には闇の歴史がある。情報機関や軍とも密接な関係にあるのだ。例えば、戦争中、日本は中国に「関東軍防疫給水部本部」、いわゆる「満州第731部隊」を置いていた。生物化学兵器の研究開発における実験部隊で、その背後には軍医学校、さらに医学界が存在する。日本が生物化学兵器の研究開発を始めたのは1933年。当初は「加茂部隊」、ついで「東郷部隊」に名称を変更、1941年から「第731部隊」と呼ばれるようになる。

 この部隊を率いていたのが京都帝国大学医学部出身の石井四郎中将。敗戦後、CIC(米陸軍対諜報部隊)の尋問を受けるが、すぐにG2(情報担当)の部長だったチャールズ・ウィロビー少将と親しくなり、米陸軍で生物化学兵器を研究していたキャンプ・デトリックからきた研究者へ情報を提供することになった。

 その一方、アメリカの生物化学兵器を扱う部隊が厚木基地からほど近い倉庫で活動を開始、後に同部隊は丸の内の三菱ビル内へ本部を移す。1970年代になるとウィリアム・コルビーCIA長官は、アメリカが1952年、つまり朝鮮戦争の最中に生物化学兵器を使ったと認めている。

 朝鮮戦争が勃発すると、石井四郎の側近だった内藤良一が「日本ブラッドバンク」を設立、「第731部隊」の部隊長だった北野政次が顧問に就任した。同社は1964年に社名を「ミドリ十字」に変更、後に薬害エイズやフィブリノゲン問題を引き起こす汚染薬剤を発売することになる。

 「後天性免疫不全症候群(Acquired Immune Deficiency Sydrome)」の頭文字をならべてエイズ(AIDS)と名付けられた。この名称からわかるように、人の免疫細胞が破壊される病気だ。

 実は、1969年6月にアメリカの国防総省国防研究技術局のドナルド・マッカーサー副局長は、伝染病からの感染を防ぐための免疫や治療のプロセスが対応困難な病原体が5年から10年の間、つまり1974年から79年の間に出現すると「予言」、この証言からエイズは生物兵器だという説が出てくる。エイズの存在が公的に認められたのは1981年のことで、実際に出現したのはその数年前。「予言」通りに現れた。

 1983年にはフランスのパスツール研究所にいたリュック・モンタニエ教授と彼のチームが患者の血液からレトロウイルスを発見、LAVと名付ける。それから1年近くしてアメリカのNIH(国立衛生研究所)で研究していたロバート・ギャロもエイズの原因を特定したと発表し、それをHTLV-IIIと名付けたのだが、それはモンタニエから送られたLAVのサンプルから分離したものだったとされている。その後、フランスとアメリカは、誰が最初にウィルスを発見したかで対立する。勿論、特許をめぐる利権争いが原因だ。

 問題のSTAP細胞も巨大な利権が関係するが、それだけでなくiPS細胞の利権も絡んでくる。すでにiPS細胞に巨額の資金を投入している巨大資本としては、絶対にSTAP細胞も押さえておく必要があるだろう。STAP細胞の研究が間違いだったとしても、放置して置くわけにはいかない。





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最終更新日  2014.04.25 21:57:21



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