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《櫻井ジャーナル》

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2016.09.08
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今から15年前、2001年9月11日にアメリカではハリウッド映画を彷彿とさせる攻撃があり、それを切っ掛けにして国内では憲法が機能不全になってファシズム化が進み、国外では侵略が本格化した。この攻撃でターゲットになったのは、ニューヨークの世界貿易センターとバージニア州アーリントンにある国防総省本部庁舎(ペンタゴン)だが、アメリカはこの攻撃と無関係のアフガニスタンとイラクをまず攻撃した。

 ドナルド・ラムズフェルド国防長官の周辺では、9/11から10日後の時点で攻撃予定国リストが作成されている。そこに載っていた国はイラクのほか、シリア、レバノン、リビア、ソマリア、スーダン、そしてイラン。この事実は2007年3月10月にウェズリー・クラーク元欧州連合軍(現在のNATO作戦連合軍)最高司令官が明らかにした。

 オサマ・ビン・ラディンの周辺がアメリカに対する攻撃を計画していることをFBIはイラン情報機関の協力者から知らされていたと2009年8月に宣誓供述したのはFBIで翻訳間を務めていたシベル・エドモンズ。彼女によると、航空機でアメリカの4ないし5都市を攻撃することになっていたようだ。

 また、2001年4月の段階でアメリカの情報機関はカリフォルニアやニューヨークで「テロ活動」があることを知っていたとCIAの協力者だったスーザン・リンダウアーも語っている。NSAが5月から7月の期間に傍受した通信から「テロ攻撃」が近いこともわかっていたという。

 それだけでなく、例えば、1999年にイギリスの対外情報機関MI6はアル・カイダが航空機を「空飛ぶ爆弾」として利用する攻撃を計画していると警告、2001年8月にはハイジャックの可能性を指摘している。勿論、アル・カイダは傭兵リストであり、アル・カイダ系の武装集団が攻撃を目論んでいたということだ。さらに、エジプト、ドイツ、ロシアなども攻撃が迫っていると警告していたという。

 証券市場でも直前に不自然な動きがあった。アレックス・ブラウンという会社がプット・オプションを大量に買って(値下がりを予想)いるのだが、1998年まで同社の会長を務めていたバジー・クロンガードはその後、CIAの幹部になっていた。事件の数日前には、航空会社やその関連企業の株式が大量に売られている。

 9/11の攻撃では4機の航空機が利用された。アメリカン航空11便は8時46分にノースタワーへ、ユナイテッド航空175便は9時3分にサウスタワーへそれぞれ激突、アメリカン航空77便は9時37分にペンタゴンへ突入し、ユナイテッド航空93便はピッツバーグとワシントンDCとの中間で10時3分に墜落したことになっている。

 しかし、状況から見てペンタゴンへ旅客機が突入したとは考えられない。そのためにはペンタゴンの周りを大きく旋回し、地表に痕跡を残さずに大型旅客機が超低空で飛行しなければならず、防衛システムが機能しなかったことにする必要がある。93便の墜落にも疑問がある。オサマ・ビン・ラディンの周辺がアメリカでの攻撃を計画していたとしても、計画の立案者が実際の攻撃を実行したグループと同じだとは限らない。計画を知り、それを利用して攻撃したとも考えられる。その可能性の方が高いだろう。

 ノースタワーは10時58分(激突の2時間12分後)、サウスタワーは9時58分(激突の55分後)、爆破解体されたように崩れ落ちた。不自然ということだ。17時20分には航空機が激突したわけでない世界貿易センター7号館も同じように崩壊したが、これはテレビ局が番組の中で事前に「予告」していた。

 財務長官だったポール・オニールによると、9/11の半年前、3月に彼らはイラクへの軍事侵攻と占領について具体的に話し合い(Oliver Stone & Peter Kuznick, “The Untold History of the United States,” Gallery Books, 2012)、NSC(国家安全保障会議)でイラク侵攻計画を作成していることを知ったという。(Len Colodny & Tom Shachtman, “The Forty Years War,” Harper, 2009)

 ちなみに、この3月には人気シリーズ「Xファイル」のスピンオフ、「ローン・ガンメン」の第1話「パイロット」が放送されているのだが、そのプロットが9/11を彷彿とさせると話題になった。旅客機がハッキングされてコントロール不能になり、世界貿易センターへ突入させられそうになるというストーリーだったのである。

 9/11の攻撃はアル・カイダ系武装集団の能力を超えていると主張する人は少なくないのだが、その集団の象徴であるオサマ・ビン・ラディンは重度の腎臓病を患い、2001年7月には腎臓病を治療するため、アラブ首長国連邦ドバイの病院に入院していたとル・フィガロ紙は報道している。

 しかも、その入院患者を見舞うため、彼の家族だけでなくサウジアラビアやアラブ首長国連邦の著名人が訪れ、CIAのエージェントも目撃された。しかも、エジプトで出されているアル・ワフド紙の2001年12月26日付け紙面にはオサマ・ビン・ラディンの死亡記事が掲載されている。その後、ビン・ラディンの映像と称するものが流されたが、怪しげなものばかりだった。9/11の直後、オサマ・ビン・ラディンは自分たちが実行したのではないとする声明を出したとも伝えられている。

 アメリカの支配層は1980年代から進められていたCOGという極秘の戒厳令プロジェクトが9/11によって始動し、1992年の初めに国防総省のDPG草案としてネオコン/シオニストが作成した世界制覇プラン、いわゆるウォルフォウィッツ・ドクトリンも動き出した。

 これで世界を自由にできるとネオコンは考えたかもしれないが、属国化したはずのロシアがウラジミル・プーチンたちによって再独立、中国との関係が強まってネオコンの世界制覇プランは目論見通りに進んでいない。





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最終更新日  2016.09.08 11:30:26



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