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中国湖北省の当局によると、3月25日にCOVID-19(新型コロナウイルス)の新たな感染者はいなかったという。COVID-19の患者は最初に見つかった武漢は同省の行政中心地だ。キューバで研究が進んでいるインターフェロン・アルファ2bが有効だったとされているが、この薬の製造工場が吉林省長春にある。今回の件で中国の習近平国家主席はキューバのミゲル・ディアス-カネル大統領に謝意を述べたというが、そうした背景があるからだろう。 中国でCOVID-19の患者数が発見されたのは11月17日頃と言われているので、約4カ月で沈静化したことになるが、その一方で西側の有力メディアは危機感を煽っている。医療体制が貧弱なアメリカでは深刻な事態に陥る可能性はあるが、検査や治療の体制を整えようとしているのではなく、戒厳令の予行演習をしているとしか思えない。 そのアメリカではインフルエンザが大流行していると言われている。CDC(疾病管理センター)によると、今シーズン(2019年から20年)のインフルエンザの患者数は少なくとも3200万人、死者は1万8000人を超えたという。 その死者の中に新型コロナウィルスの患者が含まれているのではないかという推測もあるが、CDCで所長を務めるロバート・レッドフィールドは3月11日、アメリカ下院の公聴会においてCOVID-19で死亡した患者がインフルエンザに感染していたと見なされていた可能性があることを認めた。これは常識的な見方だが、その翌日、中国外務省の広報を担当している趙立堅はCOVID-19の伝染がどこから始まったのかという疑問を表明した。 オーストラリアのスコット・モリソン首相によると、同国で発見されたコロナウイルスの感染者は3月22日の段階で1286名が確認され、そのうち約80%が国外で本人が感染したり、帰国した人に接触したことが原因。その原因を作り出した国のほとんどはアメリカだという。 COVID-19感染の始まりとされる武漢では、昨年10月18日から27日にかけて国際的な軍人の競技会が開かれ、アメリカも選手団を派遣している。アメリカ人競技者は172名とされているが、実際に中国入りしたのは369名だという。 この競技会でアメリカの選手団は目立った成績を残していない。金、銀、ブロンズを合わせた数で見ると、1位は主催した中国の239個、2位はロシアの161個、3位はブラジルの88個だったのに対し、アメリカは8個で66カ国中の35位だ。送り込まれた「アメリカ人競技者」の素性が疑われている。 アメリカがロシアや中国の国境線沿いに細菌兵器の研究施設を建設してきたことは本ブログでも指摘してきたが、その総本山はフォート・デトリック。 2001年9月11日に世界貿易センターや国防総省本部庁舎が攻撃された直後、アメリカのトム・ダシュル上院議員やパトリック・リーヒー上院議員の下へ炭疽菌で汚染された手紙が送られた。その際、有力メディアは「イスラム過激派」の犯行であるように伝えていたが、その後の調査で菌の出所はフォート・デトリックだということが突き止められた。そこで働いていたブルース・アイビンスという細菌学者が実行したという話が流されたが、名前が公表された8日後にアイビンスは死亡、裁判で事実が検証されることはなかった。 日中戦争がはじまる直前、日本は軍医学校、東京帝国大学医学部、京都帝国大学医学部などの下で病原体を兵器として使う研究が進められ、生体実験を行うための部隊が中国で編成された。加茂部隊、東郷部隊、そして第731部隊と名称は変化している。その資料や主要な研究員は戦後、フォート・デトリックへ運ばれた。 そのフォート・デトリックにある細菌戦の研究施設が昨年夏、数カ月にわたって閉鎖されたと伝えられている。廃液に絡む安全上の問題が発覚したことが原因のようだが、詳細は不明だ。その際、何らかの病原体が環境中に出た可能性はある。 こうした話が伝えられ、一部の人びとはアメリカへ疑惑の目を向けている。それをもみ消そうとアメリカの政府や有力メディアは必死のようだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2020.03.27 02:28:38
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