744959 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

a fantasy world

a fantasy world

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
2011.03.14
XML
カテゴリ:カテゴリ未分類
もしも、何千冊も、何万冊もの書籍を、読んだとして。
広辞苑に掲載している語句の意味は、全て理解して、覚える事が出来たとして。
私の『作文能力』が、今よりも格段に向上したとして。

それでも、私の作品は、誰の心にも、響かないし、残らないのだと思うの。

だって、足りないから。
絶対的に、『生身の人間との付き合いの経験値』が、不足してるから。
レベルアップは、出来ないんだ。

読むのが生身の人間である以上、生々しい人間の心を描いた作品ほど、引き込まれるんだと思うよ。
以前、似たような事を、書いた気はするけれど。
多少は拙くとも、生々しい、等身大な作品は、人気が出るよね。
だからこそ、私はあまり好きでないけれど、携帯小説が人気で、書籍化やら映画化やら漫画化されて、売れるんだろうし。

いわゆる『リア充』ってやつですか?
オタクとかでもさ、オタク同士でつるんで、語り合ったりしてれば、まだ良いと思うのよ。
生身の人間と、関わってるわけだから。
同調したり、衝突したり、様々な感情を体験出来る事でしょう。

だけど、私は、どう?

毎日の大半は仕事で。
職場では、ほとんど、仕事の話以外では、会話をしなくて。
仕事以外は、自室にこもりっきり。
家族とでさえ、業務連絡的に、義務的に、仕事の話や、最近の世の中のニュースの話をする事が、大半で。
たまに地元の知人と遊んだりもするけれど、それは年に片手の指で余裕で数えられる程度の事。

他人とは関わろうとせず、自分の中に閉じ籠って。
そんな私が綴る物語は、独り善がりなものばかり。
本人以外の、誰の心が掴めるだろうか。

趣味でやってるんだし、ストレス解消の意味も成してるし、それでも良いじゃないかと、自分に言い訳して、逃げていたけれど。
素人にだって、心を揺り動かされるような、物語を綴れる方は、大勢いらっしゃって。
私だって、せっかくならば、誰かの心を動かしたい。
もちろん、良い意味で。

それならば、私が最もすべき事は、『他人と関わる事』。
わかっているのに、怖くて、楽な方に逃げてしまう。
その『楽』は、恐らく、今だけのもの。
付け焼き刃な安心しか得られない。
今はまだ良い。
若いから、可能性は多いし、どうとでもなる。
でも、30歳、40歳、50歳、60歳と年齢を重ねて、私が行き着く先は、どこなのだろう。

考えると、不安になる。
不安?
不安……なのかな?
自分の事なのに、よく分からない。
ただ、胸がざわついて、落ち着かないんだ。
何も手につかなくて、気がつくと上の空で。
逃げるように、布団に横になって、そのまま眠ってしまう。

なんて勿体無い生き方。

『悔しい』

そう、思う。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2011.03.20 01:42:56



© Rakuten Group, Inc.