議会警察官のジョン・ケイル(チャニング・テイタム)は
離婚した元妻が養育する小学生の娘エイミー(ジョーイ・キング)のため
ホワイトハウス・ツアーの招待券を入手。
娘と共に訪れたホワイトハウスでは
ソイヤー大統領(ジェイミー・フォックス)に偶然出会った直後
謎の武装集団の襲撃に遭う...
ローランド・エメリッヒ監督作品『ホワイトハウス・ダウン/White House Down』
『ダイ・ハード』的に
居合わせて、
「巻き込まれて」事件が始まる。
あるいは、ブルーカラーで平凡な議会警察官と大統領ふたりという、
格差のあるバディものとしても観れる。
前半はこんなに簡単にホワイトハウスが襲撃されるのかという疑問はありながら
後半力づくの畳み込むアクションは
ブラックホーク・ダウンもありの、エンタメ大作。
『パシフィック・リム』同様、
ヤンキー的生き方(ブルーカラー)の活躍するハリウッド映画の傾向も少々。
難点は支持・志向する政策の相違と対立から
冒頭(導入)部分ですでに黒幕の目星がついてしまうこと。
大きな利害関係がアメリカ政界で果たす役割は
過去のニュースで織り込み済みとなり
巨大な陰謀とその動機の可能性は限定、特定されてしまうから。
もう少し複雑にするか、
白い碁石の中の1個の黒石が目立たないようにするか...
ただ、実行犯像は
ネトウヨっぽい左翼嫌い、黒人嫌いに
(今話題の)NSA出身者と、
現代アメリカ社会を反映してもいて興味深い。
黒人初の大統領という現実が絡み合い
フィクションからリアルな社会を想起させて。
だからか、
一部のアメリカ人からは左翼映画という評もあった。
実行犯たちのような
右翼でネトウヨでタカ派で黒人嫌いな観客たちの本心、
反発を映画は炙り出してしまったのかも。
アメリカでは『エンド・オブ・ホワイトハウス』の方がリアルで良く出来ているという声もあり
今からでも見比べたい(公開時観そびれ)。
今年で50年ワシントン大行進の舞台、
ワシントン記念塔広場、リフレクティング・プールからリンカーン記念館の上を
ヘリコプターで通過したい黒人大統領の気持ち、
エア・ジョーダンを宝物のようにしているアメリカ最初の黒人大統領の心情は
じーんと伝わった。
ジェイミー・フォックスは『ジャンゴ』では
若々しく、今作では貫禄がありその年齢不詳ぶりに驚く。
Wikipediaでホワイトハウス通、
Youtubeをブログ代わりに、
とITを駆使するオタクな女子小学生エイミーは
現代らしいヒーロー。
『007 スカイフォール』のQや
ドラマ「SHERLOCK」に通じる思いも。
ITや新技術を駆使するオタクなヒーローのキッズ化。
ジョーイ・キングはセクシーなくちびるが
クロエ・グレース・モレッツを思わせる風貌で
今後の活躍にも期待。
to be continued...!?
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