あらすじ
大阪朝鮮高級学校ラグビー部は2010年春のラグビー選抜大会決勝で
強豪、東福岡高校と接戦の末敗れる。
次のシーズンへ向けて立ち上がった彼らに
様々な困難が立ちはだかるが...
彼らの3年間を追ったドキュメンタリー。
韓国出身のジャーナリスト、パク・サユ監督と
在日コリアン、パク・トンサ監督『60万回のトライ』
「하나! 믿음! 승리!」
(ひとつ!信頼!勝利!)
試合の前の朝高ラグビー部のかけ声は朝鮮語。
監督のお話も日本語に朝鮮語が入り混じるちゃんぽん。
「これまで大阪朝高はクロッコ、
目指すは全国制覇イムニダ」
言語学的に(!?)
述語・動詞部分だけ朝鮮語のちゃんぽんになっているのがなかなか興味深い。
Pidgin, Creole ピジン、クレオール
日本生まれの在日は
日本語で考え日本語で話し...日本人っぽい。
でもコリアン、魂は心はコリアン。
「하나! 믿음! 승리!」のかけ声は
それを思い出させるかのよう。
一方、
上半身はオール大阪のユニフォームを着て
ソックスは朝高で、
と日本とコリアを混ぜる/ビビムする姿も
在日の心を表す、体現するかのようで象徴的だった。
日本とコリアの間を行ったり来たり、
揺れているんだよなぁ...と自分と重ねてしまったりも。
パク・サユ監督の言葉、
彼らのオモニたちは毎日泣いているから
その姿を見ているから
映画を観て少しでも笑ってほしかったという話が心に残る。
ドキュメンタリーの中の彼らは
ふざけたり、おどけてお茶らける姿あり。
勝負に負けた悔しさはあっても
はじける笑顔が大写しになっている印象があった。
その理由は...
毎日泣いてばかりのオモニたちに
彼らの笑顔を届けるためだったとは...
思わずもらい泣き(/_;)
彼らの笑顔の裏にも
オモニたちの涙や彼らの悔しさが、
そんな日常がひっそり息づいていると感じさせた。
高校無償化除外について記者会見で訴える生徒の言葉
「ノーサイド」は
日本もコリアも超えたスポーツの世界、
自由と平等を響かせて
観客とドキュメンタリーの中の彼らがいっしょに泣いて笑って、
NO BORDERでNO SIDEだった。
余談ですが
某映画誌に作品が政治的過ぎるとの評が。
的外れで見当違いな評。
地球上に生きている限り
政治と無縁に生きることができる人間はひとりもいないのだから。
INVICTUS
なぜ人種差別が存在するのか...
to be continued...!?
buzz KOREA
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