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テーマ:韓国!(16887)
カテゴリ:business&culture
芸術の役割と機能、必要性など考える
「韓日現代美術家トークショー~韓日中堅作家、現代美術を語る」 会田誠、全濬晧、文敬媛氏のお話を楽しく伺う。 チョン・ジュノ(全濬晧)、ムン・ギョンウォン(文敬媛)両作家が 2012年の光州ビエンナーレやドイツdOCUMENTA(13)で展示した映像作品 News from Nowhereが興味深い。 シナリオを作って映像化した同作は 片側の画面(チャンネル)には男性のみが もう片側の画面には女性のみが映る。 前者は地球滅亡、人類滅亡を描き 後者は人類滅亡後の新人類となる (ポン・ジュノ監督『スノー・ピアサー』的終末、世界観も少々想起)。 男性は芸術最後の姿で 女性は芸術最初の姿。はじまりと終わり。 芸術は必要なのか、という根源的な問いから作品は始まった。 この疑問、問題提起がプロジェクトのきっかけと言う。 1890年のNews from Nowhereは ユートピア社会主義とSFを融合した ウィリアム・モリスの著作だが... チョン・ジュノとムン・ギョンウォンの News from Nowhere: Chicago Laboratoryは 脱デカルト、アインシュタイン的新しい座標も備えた プラットフォーム。 建築家の伊東豊雄氏(戦前のソウル生まれ)、 ファッションデザイナーのチョン・クホ氏、津村耕佑氏、 ギュ・ユジン氏、デザインファームのMVRDVとtakram design engineering も出展したそうだが、 制作にあたっては詩人高銀氏にインタビューし シンガポールの映画監督エリック・クーとも話し (シンガポールは映画に対する検閲が厳しいそう) 一柳慧氏とも話し イ・チャンドン監督とは芸術とは、美しさとは何かについて話したそう。 伊東豊雄氏とは津波後の町の再建について話していた、と。 現代美術の大きな潮流の一つである リサーチ型プロジェクト。 会田誠氏の新しいシリーズ作品、 いろはがるたを作り変える木版画シリーズ 「破れ鍋に綴じ蓋」をスライドで見せて頂きました。 (写真は会田誠氏Twitterのスクリーンショット) 描くにあたって 「YMOのSeoul Musicで知った 『国の花はムクゲ』という知識が役に立った」そうです。 YMOにそのような曲があったとは...知らなかった。 坂本龍一は韓国公演盛り上がるアーティストのひとりですが...skmts! An example of life in old Korea The girl wouldn't let me take her picture Dong daemon Kimpo Airport An old man with a stick in white baji chogori With a black katsu on his head The taxi driver kept asking if I wanted a woman Highway wa kassoro Myongdong St. has no neon signs Roadside pillboxes with armed police in front Kuni no hana wa mukuge There is a curfew from midnight till 4 Haikara na Myongdong musume From Busan you can see Tsushima The speed limit for passenger Cars is thirty-seven miles per hour Yakan no dorojo de no chusha wa Chushato o tento suru koto Korea has air raid drill once a month Tokyo-Seoul kan wa yaku nijikan People over fourty-six speak Japanese 坂本龍一とピーター・バラカンによる詞は 80年代の韓国を観察し、表していて興味深い。 英語に韓国語の英文表記に ローマ字表記の日本語混じり。 その後90年代は サザン・オール・スターズの LOVE KOREAに続く... 一方、その前、 1960年代には岡本太郎の 「韓国発見」が。 臍の緒として、韓国へ(右脳的民族学) 臍の緒の旅 1964・1977 韓国 「TAROの塔」 岡本太郎「臍の緒として、韓国へ」を思い出しながら 年代・時代に応じて、 韓国は隣国日本に発見・再発見されているのだなぁという感慨も。 歌/歌詞にも痕跡が残る。 昨年発表された会田誠氏のビデオ作品 「国際会議で演説をする日本の総理大臣と名乗る男のビデオ」 一部がシンポジウムで上映。 今年の米議会での某首相とあまりに似ていて (まるで予見、予言されていたみたい...) 笑いが止まらず... 笑いの絶えないシンポジウムでしたが 国際化とローカリゼーションは対立項ではなく相互依存、 私と他人の関係で見るべき、というチョン氏の指摘や 答えがないのが(シンポジウム参加)アーティスト三者の特徴で (対象から)距離を取ったりぼやかしたりしながら 見る側に考えることや答えを促す、即ち私的介入がある、 という司会者のコメントは 対立ではなく相互依存というInternationalizationとLocalizationの フレームにも収束するし アート対鑑賞者のフレームにも共通し共鳴するなぁと感慨深く。 インタラクティブな世界観。 日本のアーティストで好きなタイプ!?って 画力が圧倒的にあって でもちょっと異端な感じもする個性的な方々。 鴻池朋子氏に 山口晃氏... 会田誠氏も今回の講演を聴いてなんだか好きに...(好きになりそう) 司会の方によると画力がすごいそう。 やはり藝大出身の方々は違う...と首肯も。 to be continued...!? buzz KOREA Click... にほんブログ村 韓国映画 にほんブログ村 映画 にほんブログ村 映画評論・レビュー にほんブログ村 韓国情報 にほんブログ村 K-POP にほんブログ村 Copyright 2003-2025 Dalnara, confuoco. All rights reserved. 本ブログ、サイトの全部或いは一部を引用、言及する際は 著作権法に基づき出典(ブログ名とURL)を明記してください。 無断で本ブログ、サイトの全部あるいは一部、 表現や 情報、意見、 解釈、考察、解説 ロジックや発想(アイデア)・ 視点(着眼点)、 写真・画像等も コピー・利用・流用・ 盗用することは禁止します。 剽窃厳禁。 悪質なキュレーション Curation 型剽窃、 つまみ食い剽窃もお断り。 複製のみならず、 ベース下敷きにし、語尾や文体などを変えた剽窃、 リライト、 切り刻んで翻案等も著作権侵害です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Mar 2, 2024 07:55:42 PM
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