さよなら、鎌倉近代美術館(略称: #鎌近 カマキン)。
震災後、古い建築物が表舞台から降りて行くのが悲しい...
1951年、日本初の公立近代美術館として開館した神奈川県立近代美術館は
坂倉準三設計。DOCOMOMO JAPAN選定。
構想・建設から1965年までの草創期の活動を振り返った
鎌近最後の展覧会、
鎌倉からはじまった。PART 3へ。
とんびが気持ちよさそうに風に乗って
鶴岡八幡宮、鎌倉近代美術館の上空を飛び
その影が鎌倉館の壁の上を流れて行くのを眺めていた。
梅香る境内。
冬に来るのは初めてかもしれない。
初夏、蓮の花にあふれた池の風景が何より記憶に残っているから...
池の水面が鎌倉館の壁にも揺れる水の翳を作っている風景は
むかしと変わらない。
鳥の子色~淡黄蘗の大谷石をふんだんにつかった建築は
実家の塀が大谷石だったこともあり、
やわらかくなつかしい想いに満ちている。
草創期、佐伯祐三、萬鉄五郎、古賀春江、松本竣介などの展覧会の様子、
ポスターを見るのは興味深く、
東京の近代美術館で幾度となく目にしていた
古賀春江の「海」(1929年)からの
「窓外の化粧」(1930年)、
そして「サアカスの景」(1933年)に辿りつく。
この絵は鎌倉所縁、即ち、川端康成から寄贈されたと知る。
川端の「末期の眼」は読んでいただろうか...と思いをはせる。
設計図では直線だった気もする...美術館三階
(写真の撮影は許可されています)。
ゆるやかなカーブは
1937年パリ万国博覧会日本館のなまこ壁(かまぼこ型)を想起もさせる。
さて、坂倉準三は現在の小田急百貨店本店も設計(1967年)。
京マチ子主演映画『夜の蝶』で
新宿西口に進出しようとしていた関西の「堂島デパート」を思い出したり。
ル・コルビュジエに師事し
モダニズム建築を実践した坂倉準三は
メタボリズム思想とは
相違しそう...
鎌倉の思い出は
薪能「菊慈童」も。
さよなら、ホテルオークラ本館
神田・万惣も震災後閉店
to be continued...!?
buzz KOREA
Click...
にほんブログ村 韓国映画
にほんブログ村 映画
にほんブログ村 映画評論・レビュー
にほんブログ村 韓国情報
にほんブログ村 K-POP
にほんブログ村
Copyright 2003-2024 Dalnara, confuoco. All rights reserved.
本ブログ、サイトの全部或いは一部を引用、言及する際は
著作権法に基づき出典(ブログ名とURL)を明記してください。
無断で本ブログ、サイトの全部あるいは一部、
表現や
情報、意見、
解釈、考察
ロジックや
発想(アイデア)・
視点(着眼点)、
写真・画像等も
コピー・利用・流用することは禁止します。
剽窃厳禁。
悪質なキュレーション Curation 型剽窃、
つまみ食い剽窃もお断り。
複製のみならず、
切り刻んで
翻案等も著作権侵害です。