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カテゴリ:財務会計
【問題】
A社では、現行の設備に代えて、燃料費(現金支出)を毎年100万円節約できる 新設備の導入が提案されている。他方、この設備の取替えにより、減価償却費 が毎年50万円から90万円に増加する。新規設備の年間キャッシュフローとして 最も適切なものはどれか?ただし、限界実効税率を40%とする。 1.76万円 2.84万円 3.94万円 4.140万円 5.150万円 (平成16年 第14問) -------------------------------------------------------------- 私が中小企業診断士を目指すきっかけの話。 私は現在、ベンチャー企業の役員をやっておりますが 以前は普通の会社員でした。 たまたま現在の役職につくことになったのですが、それまでは自分の営業目標が あってそれを達成するためにはどうすればよいのか?ということを考えればOKでした。 いわゆる戦術面だけを考えればよかったのです。 しかし現在のポジションではもっと大局を見据えていかなければいけないし、 それができないと会社の存続自体も危うくなります。 そう思って「このままだとまずいなぁ」なんて思っているときに、知り合いが 「中小企業診断士がいいんじゃない。」と提案してくれました。 それ以前も中小企業診断士という資格については名前ぐらいは知っていましたが どんなことを勉強するのかは知りませんでした。 そこでインターネットや本屋などで調べてみると私の望む内容でした。 それをきっかけにして「せっかく勉強するんだったら資格を狙おう」ということで 私の中小企業診断士への道が始まりました。 では、回答をどうぞ。 -------------------------------------------------------------- 【回答】 1.76万円 限界実効税率は,企業の1円の投資によって生み出される経済的所得が, どの程度の法人税を負担しているかを示す指標である。 毎年100万円の現金支出が減り、減価償却費が90万円である。 減価償却費はキャッシュフロー上、現金支出が伴わないため、 100万円+90万円=190万円が税引前年間キャッシュフローとなる。 限界実効税率が40%であるから、190万円×40%=76万円。 よって新規設備の年間キャッシュフローとしては、76万円となります。 以上 最後までお読み戴きありがとうございました。 明日もよろしくお願いします。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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