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カテゴリ:経済学
【問題】
第1財と第2財の需要曲線がそれぞれ直線D1, D2で表され、下図はそれらを同 じ図に書いたものである。 2財ともに供給曲線はp=100 である。従ってE点で両市場とも均衡している。 E点での需要の価格弾力性は第1財の方が第2財より 「ア」 。 また、ここで2財ともに5%の消費税が導入され、供給側が全額納税するものと する。このとき、供給曲線は税率分のみ上方にシフトし、需要曲線は両方と も 「イ」。 文中の空欄ア、イに当てはまる組み合わせとして、最も適切なものはどれか。 1 ア:大きい イ:シフトしない 2 ア:大きい イ:右上方にシフトする 3 ア:小さい イ:シフトしない 4 ア:小さい イ:左下方にシフトする 5 ア:小さい イ:右上方にシフトする (平成15年 第12問) -------------------------------------------------------------- 先日タイへの進出のお話をさせていただきましたが、以外にもいろいろな方から アイデアやアドバイスなどを戴きましたので喜んでおります。 ありがとうございました。 近いうちにまた詳しくご報告させていただきます。 では、本日の解答をどうぞ。 -------------------------------------------------------------- 【解答】 1 ア:大きい イ:シフトしない <需要の価格弾力性> 価格が1%変化した時に、どれくらい需要量が変化するのかを表す指標。 参考⇒ http://bizdo.jp/factory/bn/market/0108/m_0806.htm 図のE点においては、第1財の需要曲線の傾きの方が第2財の需要曲線の 傾きよりも緩やかで、価格の変化に大きく(敏感に)反応することがわかる。 具体的には、E点では価格が税金によって変化した時、第1財の需要量の変化の方が、 第2財の需要量の変化よりも大きい。 これを、「E点では、第1財の需要の価格弾力性の方が第2財の需要の価格弾力性 よりも大きい」と表現する。 また、本問のケースでは、消費税の税額を全て供給側が負担すると想定しているので、 供給曲線は税率分だけ上方にシフトする。 需要曲線の方は両方ともシフトしない。 よって1が正解である。 (解説参考:LEC東京リーガルマインド) 以上 最後までお読み戴きありがとうございました。 明日もよろしくお願いします。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2004.09.21 14:50:18
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