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昨日は学生時代の友人3人と東京で会って、一杯やりました。
15時に集まり、浅草に行って現在建設中の東京スカイツリーを見物した後、仲見世そばの店、フランスでいえばシャンゼリゼ通りのカフェのような屋台風の飲み屋で通行人、客引きなどを見ながら飲んで、最後に蕎麦でしめてお開き。 お互いの健康、方言の話(我々の場合、山口弁)などなど尽きることなく、あっという間の5時間でした。 ということで、土日分をまとめてアップしましたが、果たして1回で完了するかどうか。 今朝の幸田さんのゲストは作家の逢坂剛さん、名前を知ってるだけで読んだことはありません。録音予約していたのに何を混乱したのか、MDを抜き出してしまい録音できず。仕方なくラジオで聴きながら歩きました。 最初は池波正太郎さんの話だったかな。逢坂さんの父親は中一弥さんといい、現在99歳ですが現役の挿絵画家、池波さんの本の挿絵を描いておられたようです。逢坂さんは池波正太郎没20年の企画として「鬼平の顔」というような作品を書いていると語りました。 僕も一時期、池波正太郎に嵌まりました。「真田太平記」から入った僕ですが、すぐに鬼平犯科帳の面白さを知り、全シリーズを読破、次は剣客商売シリーズだったかな。最初は断然鬼平ファンでしたが、次第に剣客商売の自由自在、融通無碍な小兵衛の生き方に親しみました。他にも仕掛け人シリーズなど。当時はまだ本を買っていましたので、我が家にはほとんど全部の本が積まれています。(現在はスペースなく、図書館通いの日々) 続いてはご自身が大ファンであり、何度も滞在して作品の舞台としても登場させているスペインの話。 フラメンコの独特のリズムは外国人には真似できない。農耕民族の二拍子でも狩猟民族の三拍子でもない、などご自身もギターを演奏されるだけになかなか含蓄あるお話。 しかし日本にも激しさと哀愁を併せ持つ津軽三味線など似たものがある、ともつながります。さらには新鮮な魚介類が手に入る環境も似ていて、これらを食する文化も他の西洋の国ではなくて日本と共通しています。 ユーラシアの極東と極西に似たような文化が発生しているという意味では、日本とイギリスの場合が類似性を言われることが多いのですが、スペインも大陸の西の端にあり、文化の面では日本と似ているようです。 アフリカから北上したイスラム勢力に対してヨーロッパの防波堤となり、自身は一時征服されるもやがては南に押し返したスペインは元寇を撃退した日本にも重なります。 そのスペインはユーロ統合によって経済の合理性をいっそう追求せざるを得なくなり、かつてのようにゆっくりシエスタを取る習慣がなくなるなど、少しずつ変貌を遂げている、とのお話もありました。 日本も戦後の高度経済成長のなかで、効率追求の裏面で人情や人々の連帯を希薄にしてきていますが、今回はこんな風にスペインと日本の共通性を思い浮かべるなど、なかなか有意義なものだったと思います。 志の輔ラジオ落語でデート7「七瀬なつみさん」 今週のゲストは女優の七瀬なつみさんでした。名前は聞いたことありますが、残念ながら顔と一致せず。テレビも映画もあまり見ないのでやむなし。 ネットで確認してみると43歳のベテラン、結構活躍されている方でもうすぐ4歳になる息子さんをお持ちだそうです。それもあって志の輔師匠も子供ネタで話を始めました。 「私のところは息子ですが、もう20歳、本当に気がついたら20歳になっていました。最初に喋りましたのが2歳半か3歳だったでしょうか。初めて「パパ」と言ったときは嬉しかったですね。ただ、指差しているのは冷蔵庫でしたけど。そこに問題がありましたけどね」 そんなわけで演目も悪知恵の働く子供が親をやりこめて小遣いをせしめる「真田小僧」、昭和33年の録音、三代目三遊亭金馬師匠の噺、ということでさっそく始まりました。 あらすじは、以下の通り。 こましゃくれた子供が父親から小遣いをせびるためにあの手この手のゴマすり、それでもダメだと分るとおっかさんが父親の留守に男を家に入れたと浮気を匂わせ、小遣いを受け取ると、それはただの按摩さんでしたと言って逃げ出します。 湯から戻ってきた女房に父親が息子に銭を巻き上げられた話をしながら、知恵のあるのは結構だが、どうせなら真田昌幸の息子のように、知恵で父親の絶体絶命のピンチを救うような息子になって欲しい、といって真田六文銭の旗印の由来を語ります。 その息子というのは後に大阪の陣で活躍した真田幸村ですが、父親は、幸村は大阪の陣では死なずに秀頼とともに薩摩に落ち延びた、と講談の知識で語ります。(ここがオチにつながる前振り) 最初の銭を使い果たして玄関に潜んでいた子供は父親の話を一度で覚えて披露しますが、六文銭とはどういうものか、と父親に尋ねます。父親は銭を6枚並べて説明し始めますが、息子はその銭をさらって家から飛び出します。 その子に向かって父親が「何に使うのか」と聞くと息子は「焼き芋を買うんだ」と答えます。そこで父親は「あいつも薩摩に落ちた」と下げて終わります。 ネットにもあらすじがいくつか出ていますが総じて子供を悪がきのように言います。でも僕が金馬の落語を聴く限りませているけど憎めない、なかなか可愛い子供のように感じました。 ・ 真田小僧あらすじ;http://senjiyose.cocolog-nifty.com/fullface/2005/03/post_5.html ・ 真田小僧あらすじ;http://yabu.269g.net/article/5184223.html 七瀬さんは近々パルコでラブレターズという舞台に出演されるそうで、こちらも聞くとなかなか面白そうですが、出不精なわが夫婦、よほどのきっかけがないといけません。 いずれにしても「真田小僧」を名人三代目金馬で聴けて、満足の40分でした。 田村淳のNews CLUB 先週から「志の輔ラジオ落語でデート」と「田村淳のNews CLUB」を通しで録音して聴くようにしましたが、今回も田村淳の番組が途中で切れてしまい、ようやく使っているMDの録音時間が80分であることに気づきました。(先週は録音予約時間のミス、と思っていました) ということで今週も中途半端になりましたが、先週に引き続いて東大5月際で録音された田村淳党マニフェスト提言の議論です。 先週のマニフェストは政治に関心ある大学生にしてはレベルが低い、というような書き方をしましたが、今週のマニフェスト案3件もまあ、似たり寄ったりでした。でも議論はなかなか面白かったと思います。 その案は先週の2つに続いて次の3つです。 3.議員定数もしくは議員給与を減らして経費を削減し、財政健全化を目指す。 4.大学の就職活動スタートを現在より半年くらい遅らせてそれを各企業に守らせる。 5.投票率が50%に満たない場合は無効にすることにし、議員に投票率を上げさせるよう、インセンティブを持たせる。 3については、議員経費削減くらいで財政健全化は出来ませんが、何より議員自らが痛みを分かち合わなければ何事も進まないという意味では当然の案。これまでもよく言われていることです。(僕自身は経費削減による財政健全化は必ずしも正しい方向ではないと思っていますが) 実際のところ、議員削減は議員に支払われる給与等の削減より、議員が減ることで議員の地元対策的な公共事業予算を削減できるメリットが大きいようです。ただ、今回はそこまで踏み込まず、田村党首も「議員も生きていくためには給料が必要」ということで20%削減でまとめました。 4は、大学生にとって一番深刻な問題のようです。特にこの提案をした学生が言っていたのは、内定と実際の就職までの期間があくことにより、その後の経済事情で内定取り消しになることがあるのが困る、ということです。 これについては田村淳も頷いて「自分自身、近畿建設という会社に内定していたのが、バブル崩壊で取り消しとなりその結果、この世界に入った」と明かします。つまり内定取り消しが田村淳にとっては吉と出た、ということですね。 アドバイザーの東大教授も、3年生のうちから就職活動が活発化する結果、学業が中途半端になるのでよくない、と指摘します。3年で就職活動をして4年は内定をもらって遊ぶとなれば勉強するのは実質2年間、これではせっかくの大学も意味ありません。 我が家でも娘が3年生ですでに企業説明会に参加するなど就職活動をスタートしています。ということで実感する問題。 最後の投票率50%以下無効についても基本的に皆さん賛成です。ただ現実的には投票率が50%に満たなかったとき、どうするのかが問題になります。何度もやり直すのか、その間は誰が国会を形成するのか。 僕はこれについて、選挙区毎に合格に必要な最低得票数を決めておいて、投票率が50%以下のときは合格必要得票数を確保した人だけを当選者とする、としておけばどうかと思います。 投票率が少ないときは議員が減る、イコール経費も下がる。さらにそうすれば得票数に自信のない議員ほど全体の投票率を上げるような活動をするようになる、自分の地域から代表を送りたい有権者自身も積極的に投票に行く、などいいことずくめではないでしょうか。 ここまで議論が盛り上がったところで無常にも僕のMDは終了してしまいました。来週はもう少し工夫して最後まで聴けるようにしたいと思います。 ではまた来週。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010.06.13 16:03:41
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