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チョビひげ組長 ゆみっち4639さん

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2009.09.15
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カテゴリ:旅・アウトドア
目が覚めるとそれは午前12時00分ジャストだった。

再び眠ろうとしたが眠れないので12時半に外に出て日課の気功をやることにした。
レインスーツ上下着て帽子に防虫ネットをつけ、革の手袋の完全装備。
吸血昆虫が来ると気が散って気功の訓練に集中出来ないが
最初からこのような完全装備なら虫が来ても気にならない。
しかしこの様な格好は人には見せられないし、私の気功の流派は
太極拳のようなカッコイイのじゃなくて、かなり異様な格好で練習するため
尚のこと人前では恥ずかしくて出来ないので、この様な真夜中に
極秘裏に行われるのである。

満天の星空の下、気功をやっていると聞き覚えのある音が聞こえてきた。
いつも深夜の釧路の街中で騒音をまき散らして走り回っている
DQNのバイクの爆音だった。
こんな所まで出張して来ているのかと思うと、ププッと笑えた。
気功を終えるとテントに入って再び眠った。

1
再び目が覚めたときは4時半だった。
トイレへ行って、水場で顔を洗ってすぐに朝食の準備に入った。
今朝の朝食はいつもの玄米おじやとチキンラーメン。
食後は折りたたんであった自転車を元に戻して、テント等の撤収をする。
撤収が完了したのでザックを背負ってトイレに行って用を済ましたが
そのときトイレに町から委託されているのだろうオジサンが掃除をしていた。
そのオジサンが「引き上げかい?今日はどこ行くの?」と声をかけてきた。
「摩周まで」と私は答えたが「摩周かい?摩周ならすぐだよ」とオジサンは言った。
すぐったって、それは車での話だろ?とツッコミを入れたくなったがそれは止めた。
でもオジサンのおかげで気持ちが楽になったよ。
私が昨日から気持ちが晴れなかったのは、今日これから走ることになる
鶴居村から摩周までの区間のことが頭にあったからだ。
この国道274号線と道道53号線についてネットで情報を探すと
とある自転車で北海道一周をやっている男性のホームページに出会った。
そこに書かれていた国道274号線と道道53号線は、アップダウンが繰り返される
かなり厳しいコースとして表現されていた。
一つ坂を上ると10分休んで次の坂を上ってもまた10分休んでを繰り返して
ようやく突破出来たできれば通りたくない道だと書かれていたのだ。
その男性の自転車は高級なパーツで組まれたなかなか良いクロスバイクに
キャリアとバックを取り付けた旅仕様のマシーンなのに、その彼でさえ
それほど苦戦したコース、そんな難所を折りたたみ自転車に背中には
重たいザック、そして最大の問題はかなり回復しているとはいえ
まだ十分ではない私の身体だった。
そんな私がそんな厳しいコースを走ったら、どんなことになるのだろうかと
それを思うとほんとに気が重くなったのだ。
でもオジサンの「すぐだよ」の一言で気持ちが楽になった。
そして7時37分、出発した。

いったいいくつ坂があるのか数えてみようと思ったけど
二つまでは数えたけど後は頭からぶっ飛んで完全に忘れていた。
2
二つ目の坂だったかなぁ?そこからこの山が見えた。
どこの山だろう?形からすると雄阿寒岳に思えるけど定かではない。

3
何度目かの坂を上ると牧場があった。
最初、牛たちはこっちに尻を向けて何かを食べていたが
私に気づくと、何故かこっちに集まってきた。
4
優しい眼をしてる。
尻が痛くて牛革サドルを買うオレを許してくれ!

5
ほんとうにアップダウンのしつこいコースだ。
やっと上がってガーッと下るとすぐに上り。
「またか」何度、この言葉を心の中で繰り返したか。
昭文社のツーリングマップルには『丘陵地帯を穏やかに走る快適ロード』と書かれているが
この本はバイクツーリスト向けに作られた本、ライダーにとっては『丘陵地帯を穏やかに走る快適ロード』
だろうが、チャリダーにとっては『途切れることなきアップダウンの地獄ロード』だ。

6
かなりガスってきた。
坂を上りきってまわりの景色が違ってくると、それがやりがいや楽しみになるのに
こうも霧が濃いと周りの景色が見えなくて、上がろうが下がろうが
見えてくる景色に変わりが無くて全くもって面白くない。

7
トンネル?を越えるとそこは
8
弟子屈町だった。

9
やっと桜ヶ丘森林公園オートキャンプ場に到着。

10
10時16分、家から72キロね。

11
ここでも木の下にテントを立てた。
このときは他に客は無く、私だけだった。
管理人はとても感じの良いおばあちゃん。

テント設営後はアークテリクスCierzo18にレインウエアーとパンク修理セットと
温泉セットとトイレットペーパーを入れて自転車に乗って出かけた。
12
摩周駅へ行ってそこからyに電話した。
摩周駅に入るとパソコンがあったのでそこで天気予報等の情報を見て
そこからyにメールしてみる。

最初は温泉にでも入るかと考えていたけど、摩周駅でこんなのを見つけた。
13
『摩周駅ぽっぽ』よーするに足湯である。
これ見て温泉に入るのは止めて足湯にすることにした。
14
足には全身の経絡のツボが集中してるからね、足湯するってことは
全身が温泉に入っているのと同じなんだよと、ごまかす。
15
足湯からの風景。

足湯の後は比較的キャンプ場の近くにあるセイコマに行って
これから食べる為の納豆巻一つと明日の朝と夜と明後日朝の
おじやの為のレトルトご飯三つとチキンラーメン三つ、
それとエビスとあんパンを買った。
16
これじゃあまるっきり先月の厚岸キャンプと同じだ(画像の使い回しではありません)。
今回のエビスは、何故か厚岸のとき程の感動は無かったのが不思議。

食後、薄暗くなったテントの中でラジオを聞いていた。
そこで『小沢昭一の小沢昭一的こころ』を聞いて、まだやっていたことに驚いた。
6時頃、私以外誰もいないキャンプ場に車がやってきた。
そして私の居るフリーサイトの方に車を入れテントを立て始めた。
男一人に女二人。
こっちのフリーサイトはバイクや自転車のキャンパー用じゃあ・・・
車の客は向こうのカーサイトのはずだが管理人さんはもう居なかった。
そいつらはどやどやと車に乗るとどこかへ行った。
なんだかうるさくなりそうなので、私は耳栓で耳を塞いで寝ることにした。
        

                                        つづく





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最終更新日  2009.09.25 10:02:28
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