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カテゴリ:コスコジについて
数字で積み上げてきた自信は案外脆いもので、危ういなと感じています。 それは僕自身がそうだったからよく分かるのです。特に組織にいると「舞台」は会社が作り用意してくれる。その舞台で踊る事に専念できたんですね。 もちろんそんな中でもうまく踊れない人もいましたが、僕は比較的上手に踊れる方だったと思います。そして、その自信が下支えになり僕は独立をした。 ただ独立すると「舞台」も自分で作らないといけなくなったんですね。そうすると踊る事だけに集中する事はできなくなりました。舞台を作り、ストーリーを考え、演出もする。また舞台を維持するにはやっぱりお金が必要でやることが膨大になったのです。 だから思ったような数字がとれず、僕は本当に自信を失いました。しかもあっさりと。数字によって自分の存在意義を見出していたし、数字をこそが喜びでもありましたからね。 正直、それからの僕はボロボロでした。最初に赤字が長く続いたひとつの要因もそこにあったと思います。 本物の自信はあの苦しい時期にも俺は逃げなかった、向き合ったという行動からくるもので、その結果事態が少しでも好転したという事実や実感が自信に繋がると今は思うのです。 そうゆう意味で僕はすごく空っぽで、中身がなかった。うまく行かない時は会社や組織のせいにして、数字がいい時は自分のおかげとしていましたから。だから僕は少しまともになり本当の自信を深めたのは独立後だと思います。 子供が親を育てるように、事業そのものが経営者を育てる事ってあると思うのです。 経営はキツくてしんどい。だけど奥が深く、学びも多く成長できる。そして真剣にやれば相当面白い。 人生を賭けてやるかいのあるものだと今は思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2022.07.06 06:57:29
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