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カテゴリ:大好きな奈良
* こんにちは わたくしがデカ顔の山田ですっ。 ちがうでっしょ! ったく、マムさんにも困ったものです。 あたくしは興福寺の宝物館におります 「旧山田寺講堂本尊の銅造仏頭」と申します。 マムさんにかかっては国宝もタジタジ。 マムさんがお好きだという ‘沙羯羅像(さからぞう)’さんも 龍神だというのに 「頭の蛇ったら巻き糞みたい」ですし 樂神の‘乾闥婆像(けんだつばぞう)’さんの 獅子の冠は「トトロの猫バスにたい」ですよ。 困ったものです、マムさんには! あっ、失礼しました。この山田、グチが 多すぎました。ささっ、はよう戒壇院に お行きください。四天王はみごとでございますよ。 * というわけで、戒壇院へまいりましょう。 中門を出て右手斜めの丘の中腹にひっそりと 佇むのが戒壇院です。 戒壇堂が正式名で、坊様になるための 戒律をあたえられる場所と思っていただければ よいかと思います。 東大寺においでになったら是非戒壇院に お行きくださいね。 寄棟造の優美な屋根の質実簡素な建物は とてもみごとです。 マム好みの建物です このお堂のなかに 天平の傑作といわれる四天王が安置されています。 持国天、増長天、広目天、多聞天をまじかにて拝観 できます。薄暗いお堂の中、じっと目をこらして ください。忿怒の形相やら踏みしめられる夜叉神の表情 が見てとれます。細かな細工を楽しんでくださいね。 ホラ、四天王の鎧の袖口を見て! 袖は、獅子や龍のお顔なんですよ。 そのお顔の口から腕が突き出ているのですよ。 増長天 持国天 四天王がいかに強いかを象徴しているわけです。 すごいでしょ。日本の美の技、術、が どれほどに輝かしかったか・・・。 * これほどのお宝があるというのに 戒壇院にはあまり人がいません。 み~んな、大仏さんを見たら それでおわりなんだものね。 まだまだ三月堂、四月堂と見所いっぱい! 「東大寺はいいよ~」なんていうと バカにされるんだけれど、バカに する人ほど大仏さんどまりなんだよねぇ。 中門回廊 * 奈良漬け! その1 その2・興福寺 その3・東大寺大仏殿 その4・戒壇院 その5・二月堂(観音堂) その6・三月堂(法華堂)と四月堂(三昧堂) その7・ささやきの古径から志賀直哉旧居 その8・奈良の町を散策 その9・夜の興福寺 その10・朝の二月堂 その11・隠れ家と猿沢の池 その12・室生寺(上) その13・室生寺(下) その14・薬師寺にておわかれ 四天王もうんざり村上かるた! ね 猫にジェームズ・コバーン、豚に牧伸二 マム:マム的には↑面白いです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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