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カテゴリ:大好きな奈良
10月28日 「中門」は飛鳥建築の粋を集めた貴重な 飛鳥様式建築です。 重曹入母屋造の堂々たる楼門。 わずかに反りのある屋根、卍崩しの 勾欄(こうらん)、軒隅の雲肘木に エンタシスの柱がその特徴をよく あらわしています。。。 卍崩し勾欄 雲肘木 西院境内より中門を眺める さて、マムお得意の「知ってもなあんにも得にならい 知識」を披露しましょう。 「七堂伽藍」とは、 「塔」「金堂」「講堂」「経蔵」「鐘楼」「僧坊」「食堂」 のことです。いにしえの七堂伽藍が健在でそれらが すべて国宝というのは「法隆寺」だけです。 これはまさに世界遺産。世界に誇れることなのです。 以上、マムの「知得無(しっとくなし)」情報でした! 五重塔と金堂 (国宝) 五重塔の中には「釈迦涅槃」の光景(塑像)や 維摩居士との問答像がある(「本四面具」)(国宝)の ですが、暗くて見えないのねっ。 卓袱台をひっくりかえしたいマムですっ。 五重塔をささえる邪鬼。 金堂とはご本尊を安置している場所をさします。 法隆寺の金堂には聖徳太子の冥福を祈るために 止利(とり)仏師によるアルカイックスマイル で有名な「釈迦三尊像」(国宝)が安置されて います。・・・ご安心あれ、これはちゃんと 見ることができますから♪ この金堂は東大寺の法華堂と同等いえ、 それ以上に尊い仏像11体が安置されていますよ。 *壁画は昭和24年に焼損しましたが現在は 精巧な模写が壁面を飾っています。 金堂の屋根を支える支柱に巻き付く下り龍。 もう一方は上り龍となっています。 このような細かい細工が随所に施されて いて愉しいやら気が抜けないやら。 エンタシスの柱で有名な回廊 回廊は中門と同じく中央にふくらみを持つ エンタシスといわれる柱です。 壁には連子窓が組み込まれ、光があふれ優しさを もたらします。美しいですね。 大講堂 金堂五重塔につぐ重要な建物が「大講堂」です。 経典の講義や法要がおこなわれた場所です。 「薬師三尊像」(国宝)が安置されています。 ちゃんと見えます(笑)。 この大講堂の屋根の傾斜の優美なこと。 野屋根構造といわれ現存最古のものです。 もう、お腹いっぱいね! でもまだまだなのね。 法隆寺のお宝大集合地帯、 「大宝蔵院百済観音堂」が待ってるうぅぅぅ。 夢違観音立像 白鳳時代(国宝) 悪い夢をみてもこの観音さまに祈れば 吉夢に変わるといわれる「夢違い観音立像」。 90cm弱の仏さまですが、とってもユーモラスで 明るい雰囲気を全体から発しておいでで、 とてもいやされる御仏です。 カワイイんですよ! 百済観音像 飛鳥時代(国宝) 広隆寺所蔵の弥勒菩薩像などと ともに、 昭和26年に初めて国宝に認定された 作品の一つです。 たおやかでお優しい体に、アーモンド形の 目やアルカイックな口元が特徴です。 本来、百済観音は、虚空像菩薩といわれています。 虚空は、宇宙を意味し虚空菩薩は宇宙を蔵に するほどの富をもたらす仏様ということです。 「百済観音像」は、その宇宙の姿を人の世の形に したものです。 この大宝蔵院では「玉虫厨子」を みることもできます。 玉虫はどこだあっと、よ~くよ~く 舐めるように観まわすと上部にありました。 5ミリ四方ほどの点・玉虫が。 造られた往時は虹色に輝いていたので しょうね。きれいなんだか気持ち悪い んだか、想像がつきません! うんにゃ、摩訶不思議な美しさだったに ちがいないですね。 この厨子には現存最古の仏教絵画 「捨身飼虎」が描かれています。 飢えた母虎と飢えた七匹の子虎を哀れに思い わが身を投げ出す釈迦の前世の物語で 自己犠牲の精神をあらわしていると いわれています。 ア~、もういっぱいいっぱいですっ。 ほうほうの体で西院をでました。 さすがに ♪あるこ あるこ わたしは 元気♪ の 歌はでませ~ん。 が、東院「夢殿」の 特別開扉がまっている~。 はい、マムが先まわりして お待ちしております。 。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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