2174063 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

 マムの素 *             青カバ・ウィリアムはかく語る

マムの素 * 青カバ・ウィリアムはかく語る

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR

Category

Freepage List

Comments

タウンライフアフィリエイト運営事務局@ タウンライフアフィリエイト運営事務局でございます。 平素は大変お世話になっております。 タウ…
poco-mom@ Re:こんにちは!(02/27) momo、ときどきモモ夫さんへ お元気ですか…
momo、ときどきモモ夫@ こんにちは! おめでとうございます♪♪♪ (*゚▽゚)/゚・:*【祝…
poco-mom@ Re:おめでとう🎉❕❗(01/26) ようこちゃんへ ありがとう。 シコシコト…
ようこ@ おめでとう🎉❕❗ マムちゃん お久しぶり❗ ここは田舎なの…

Favorite Blog

APP「モバイルSuica… New! ひでわくさんさん

願わくば。。。 New! poco14さん

この花に逢いたくて… New! himekyonさん

書留カバンを再び作… New! 革人形の夢工房さん

アブソリュート・チ… 一村雨さん

Archives

2024.04
2024.03
2024.02
2024.01
2023.12
2023.11
2023.10
2023.09
2023.08
2023.07

Keyword Search

▼キーワード検索

2008.01.04
XML
テーマ:お勧めの本(7204)
西遊記(下)より「双面、悟空と悟空何れが真なるや如何」


おまたせいたしました♪

初春にふさわしく・・・

と、勝手にマムが思っています。

満を持しての登場!

lli01.gif

去年毎日新聞に連載された西遊記

上・下巻はマムのお宝本です。

上巻についてお読みでない方は

どうぞコチラをご覧ください。

マムちゃん熱く多いに語って

いますから。

lli01.gif


平岩弓枝 西遊記(下) ですっ。



Dsc_09731.jpg




Dsc_09741.jpg


牛魔大王と戦うカバーをはずすと


Dsc_09751.jpg

九頭ふ馬(くとうふば)があらわれる!

本を購入したら、カバーをはずして

みて下さいね。以外に凝った

イラストがでてきたりするものですよ。


さて、表紙をめくると、


Dsc_09861.jpg

素敵な表題紙があらわれます。

で、↑表題紙をめくると、トップの画像、

挿絵があらわれるわけです。きれいだから

再度登場 願いましょう。


凌雲の渡しにて三蔵凡胎を脱却し霊山へ登る


いいでしょう。これ。

うっとりね。

お次が目次。


Dsc_09851.jpg

目次にも挿絵。

栞は緋色。


li_s34.gif


ブックデザイン 今井宏明
挿画・挿絵 蓬田やすひろ


li_s34.gif


平岩弓枝さんのおさえた筆致はみごとで、

線描の挿絵とあいあまって読む者のイメージを

膨らませて天界をかけめぐり、幽界をのぞき、

魔物と戦い、観音菩薩さまと釈迦如来さま

のご慈悲を知ることができますよ。


lli01.gif


「冬浅き奈良の西大寺編」に出てくる

「善財童子」ですが、西遊記にもよく

出てきます。西遊記では、「牛魔大王」溺愛

手のつけられない子供妖怪。

その名も「紅孩児(こうがいじ)」

で悟空に退治されて観音さまの弟子となり、

「善財童子」となるのです。



三蔵子弟、通天河にて氷の大難に遭う

「羽根のある鳥が羨ましいとおもことがあります。
長安の都を出て、長い長い月日が過ぎているのに
まだ天竺は遠い。皇帝陛下はさぞ、まちくたびれ
ておいででありましょう」・・・・・・・

悟空が草の上に伸ばしていた三蔵の脚をそっと
さすりはじめ、三蔵は慌ててその手を取った。


通天河にて氷の大難に遭う より抜粋


三蔵子弟、東土に向うに最後の一難に当たる
三蔵子弟、東土に向うに最後の一難に当たる

蓬田やすひろさんの挿絵は1章に15、6枚と

豪華なことこのうえありません。

上巻でも述べましたが、採算度外視の

本好きが寄り集まって造った本といえます。

文句なしに面白い!

そして

平岩さんの文章が端正!

そのうえ

泣かせる!

むろん

みんなが成長する!

そうこうしながら

知識欲を満たす!

で、

本作りの達者さに乾杯!



東土へ向うに最後の一難に当たる
三蔵子弟、東土に向うに最後の一難に当たる



14年の歳月を経て三蔵法師は5048巻の

経典を天竺よりもちかえり太宗皇帝に捧げます。

その褒美に釈迦如来さま

三蔵法師は 「栴檀功徳仏(せんだんくとくぶつ)」

孫悟空 「闘戦勝仏(とうせんしょうぶつ)」

猪八戒 「浄壇使者(じょうだんししゃ)」

沙悟浄 「金身羅漢(こんしんらかん)」

白馬 「八部天龍馬(はちぶてんりゅうま)」

を、おあたえになります。

が、彼等はその名誉、栄誉を捨て三蔵法師と

共に旅に出ることを欲すのです。

li_s34.gif

以下は最終章より



悟空は釈迦如来さまを正面から仰ぎ見て言います。

「俺はお師匠様とも、仲間とも別れたくないのです。

どこまでも一緒にいたい。もしも、立派な名前を

頂いたから、お師匠様の傍らにいてはいけないと

いうのでしたら、俺は闘戦勝仏にしていただかなくて

けっこうです」・・・・・・

三蔵が面を上げた。

「もしお許しを頂けますならば、旅に出たいと

考えております」・・・・・・

八戒が応じた。

「参りましょうぞ。行き行きて仏法にあだなす

魔障の者共を退治しましょう」
・・・・・・・

観世音菩薩が声をはずませませた。

「それこそ、そなたたちにふさわしい。

如来様、私からもお願い申します、どうぞ

この者達を新しい旅へ旅立たせてくださいませ」

苦笑して、釈迦如来が呟かれた。

「行くな、と申しても、彼らは行くであろうよ。

善哉(よいかな)、善哉」




li_s34.gif


西遊記(下)

平岩弓枝 作

装画・挿絵 蓮田やすひろ
ブックデザイン 今井宏明
毎日新聞社 刊 \1,785



lli01.gif

と、いうことで、マムは

代々木八幡さまに初詣に

行きました!

えっ、なぜって。

あのねっ、代々木八幡さんは

平岩弓枝さんのご生家でなおかつ

今はご主人が宮司さんで、

なんと絵馬は、

「蓬田やすひろ」さん作なの。

ウフフ。

どうだっ まいったか!


西遊記(上)はコチラをどうぞ

本を読む醍醐味を知っていただき
たいなあとマムは思っています。







お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2008.01.05 07:47:00
コメント(10) | コメントを書く
[本のある暮しあるいは村上春樹] カテゴリの最新記事



© Rakuten Group, Inc.