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カテゴリ:美術・芸術・展覧会
上野のお山の暑いこと! が、 マムはなんのその。 いつものことですが、 胸の振り子がビュンビュンなって 足取りの軽いこと。 今日は、13億円で落札された 真如苑蔵の大日如来坐像を拝観に やってきました。 写真で見ても気高く美しいお姿。 実際にお目もじしたらどんなに 尊いお姿か。この日を待って いました。 東京国立博物館 特集陳列 二体の大日如来像と運慶様(うんけいよう)の彫刻 本館12室 2008年7月10日(木)~9月21(日) 六波羅蜜寺の平安・鎌倉の仏像がまとまって 展示されている11号室に満足しながら 第一目的の12号室へと入室しました。 真如苑蔵 大日如来坐像 運慶作 おいでの大日如来さまは 思い通りのおきれいなお姿でした。 ふくよかなお体と毅然としたお顔。 身をかがめて仰ぐとお顔のお優しいこと。 悩める者がそのお姿を拝したならば、 安定打坐(あんじょうざだ)の心持に なれるだろうなあと思います。 安定打坐 雑念や妄念にとり囲まれている心から これらを取り除き心の元にある 「本心、良心」を発現させることです 海外流出せずに本当に良かったと 思います。 * この、「二体の大日如来像と運慶様(うんけいよう)の彫刻」 は、二体とかざしてあるとおりもう一体の大日如来像が 展示されています。栃木・光得寺所蔵の大日如来坐像です。 光得寺 大日如来坐像 この大日如来さまも運慶作といわれています。 光得寺より東京博物館に寄託されているのですが めったなことでは拝観は出来ないもので、今回の 二体同時展示はとても貴重なことです。 この光得寺さんの如来さまの厨子が また見事でした。 おびただしい獅子にささえられた蓮華。 厨子ないを飛翔する仏様の数々。 伝来の確かさをあらわすものですね。 *真如苑蔵の大日如来についての学術的な 詳細はコチラをご覧下さい 伝浄瑠璃寺伝来 十二神像 巳神 慶派作 さて、この12号室の展示のレベルの高いこと! 密度の濃いいこと! 伝浄瑠璃寺伝来 十二神像 巳神 慶派作 の すばらしいこと。 こぶりながら圧倒的な力強さです。 衣装のこまかな模様と脈打つ体躯。 しっかりと見開いたまなじり。 まさに慶派そのものです。 今、東京国立博物館12号室を 見ずしてなんとする・・・ですっ。 フ~ッ、、、。 が、 ですよ! もっとマムをノックアウトする ものが平成館で待っていたのです。 とにかく、この夏、東京国立博物間は必見です! つづく お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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