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カテゴリ:大好きな奈良
1月9日
滋賀高月・向源寺→滋賀近江八幡・長命寺1・2→京都・福田寺→京都・六角堂→奈良・興福寺 1月10日 奈良・融念寺→王寺駅→奈良・海龍王寺→楠→京田辺・寿宝寺→京田辺・観音寺→京都・六角堂 1月10日 午後9時00分 JR大和路線王寺駅 2011年01月10日竜田川 王寺駅からテクテク歩きます。10分ほど歩くと 大和川に行きつきその川沿いをまた10分ほど さかのぼると万葉のころより歌われた竜田川が あらわれます。 中学3年の時の古文の先生に佐保山の佐保姫が 息を吹きかけると大和が春になり、桜が咲く。 竜田山の竜田姫が息をかけると、秋になり 紅葉がはじまる、と聞きました。 以来、心に常にある川です。 2011年01月10日融念寺 神南 融念寺 住所:生駒郡斑鳩町神南3 電話:0745-75-5031 アクセス:近鉄・JR「王寺」駅下車 徒歩25分 恵宝殿の拝観は月、水、金(9:00~16:00) 拝観料:300円 要電話 竜田川から左に本の少しいくと 融念寺が見えてきました。 おとないをのべるとご住職が 気持よくでてこられました。 聖観音菩薩像・地蔵菩薩像が安置されている恵宝殿とご住職 マムは前々からこの地蔵さまが気になって 仕方ありませんでした。 重いまぶたに切れ長の目。 筋の通ったお鼻。 少し微笑むような唇。 やっと、お会い出来ました。 本来は同寺に近い三室山の中腹に鎮座する 神岳神社の神宮寺(神南寺)に 安置されていたと言われています。 神様ではないかともいわれていますが、 確証がありません。↓(参照) 【送料無料】神像の美 ¥2.625 言われてみれば「僧形神像」のような 気がしますね。 融念寺恵宝殿蔵 地蔵菩薩立像 平安時代 檜一木造 衣の裾をもつお地蔵さまはおられず つまんだためにおこる衣文の優雅なこと。 軽やかです。 わざわざ、裾をつまむ所作をつけるなどは よほど腕に自信があった仏師なのではないでしょうか。 ただ、平安の頃は、鎌倉期のように技に傾倒するより もっと原初の信仰心のほうが勝っているでしょうから、 単なるマムの思いつきなのですが。 後ろのドレープ(?といってよいのか)は まるで、古代ギリシャの貴族がまとう 衣のように波打ってきれいです。 実は後姿を見させていただいのです 人懐こいお顔のご住職はニコニコしながら 「外国の人が作ったんかなあとも思われます」と 言っておいででした。 沈鬱なようで、笑んでいるようなお顔に すらりとしたお身体。古代ギリシャか ローマのような衣裳。 とてもとても不思議な地蔵菩薩立像さんでした。 深淵をあらわしているようなお顔のお仏像さま。 マムにはそう思えました。 拝観出来て、とてもよかったお仏像のひとつです。 融念寺さん自体あまり有名ではありませんし、 このお地蔵さまも2006年の東博での 「一木にこめられた祈り」展での展示で その存在が明らかになったように思います。 まだまだ知る人、観る人の少ない融念寺地蔵菩薩立像さんです。 どうぞ、足をお運びくださいね。 斑鳩のマンホール 次回は王寺駅前のステキな石の彫刻を つづく お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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