|
カテゴリ:京都
1月7日夜行バス→1月8日京都タワー銭湯→神護寺→千本釈迦堂→銀閣寺→永観堂
→松尾大社→奈良→1月9日山辺、長岳寺→高畑、不空院→東大寺ミュージアム ・前編・ <千本釈迦堂 大報恩寺> 千本釈迦堂といえば、妻の鑑のおかめの物語と 師走の大根炊き(必ずニュースにでる 笑)しか 頭に浮かばないっ、、、あなた! それはイカンでしょう。 ホントよ。 そう広くないこのお寺さんは、 応仁の乱の槍やら弓矢やらの傷もあらわな 京都市内(市内限定というのが 笑)では 最古の仏堂建築物ってこと。 よりもっ、 お仏像の宝庫です。 またか!と顔をしかめることなかれ。 ほ~れほれ、市内最古の建物ですよ。 本堂です。 <国宝 本堂 1227年創建> 薄暗い本堂は目がなれてくると 柱などがオレンジ色に彩色されて美しい ことに気がつきます。 柱は戦いの痕だらけです。 ボコボコ穴があいています。 応仁の乱の戦火を逃れた本堂は優美です。 ということより、境内奥の霊宝館には快慶作の十大弟子や 藤原時代の秀逸な六観音菩薩像や千手観音立像という きら星のごときお仏像さんがおいでなんです。 こうやって文字を打ち込むだけでもため息のマム号。 でもひとまずは、こちらを見ますかね。 <おかめさん像> <おかめさんコレクション> おかめさんの物語をお知りになりたい方は ご自分で検索してくださいな。 ハイ、マムはこのてのことには冷たいです。 ささっ、 500円を払って霊宝館にはいりましょ。 <千手観音立像 藤原時代初期> 童女のようなお顔です。 麗子ちゃんに似ているなんて言わないようにね。 仏師の腕は時代を経るほどに向上し美しいお仏像さんが 作造されていきます。 が、藤原時代の初期の頃の作の、このお仏像は 技術に裏打ちされた形ではなく、仏師のうぶな気持が 形にあらわれています。 このお像は、滋賀の盛安寺の十一面観音さんを 彷彿させます。 <滋賀 盛安寺 十一面観音立像> 当然、霊宝館は撮影禁止です。 が、 一団体がバシャバシャ写真を撮っている。 撮影ライトはお仏像のお顔ギリギリに 当っている・・・。 あっ! その中央に今時、そんな毛皮は着らんでしょって つっこみたくなるような殺生スタイルの有名仏像レディーが いましたぁ。 彼女はテレビの仏像特集の時もゴージャス毛皮姿だったので、 「お仏像専門家」にしては無神経だなあと思ったものです。 * マムは唐招提寺奥院のご住職にコートのフード についている毛皮を注意されたことがありました。 「えらい、恐ろしいもんがついた上着やね。 こんな殺生なものをつけてお寺さんにきたら いかんよ」 誰か彼女に進言してあげないと。 * ね、その彼女がいたの。お約束のように毛皮をはおって。 察するに「仏像ツアー」。 アチャ~と思ったのだけど、そのおかげで その最中は館内写真撮影OKという特典がついて いたという、、、夢のようなお話。 黒マム降臨です。 笑 黒マムは平然とこの一団についてまわり霊宝館のお仏像さんすべてを カメラにおさめるという幸せをさすがりました。 ありがとう。 仏像レディさん。 六観音さんが保存状態がよくすべて揃っているのは おそらくこの大報恩寺さんだけです。 応仁の乱やら廃仏毀釈をくぐりぬけるということは 素晴らしいことです。 その証がこの寺宝でしょうね。 <六観音 如意輪観音(天道)> 六観音さんはそれぞれ、持ち場がおありです。 いわゆる六道です。 地獄・餓鬼・畜生・修羅・人間・天。 <六観音 千手観音(餓鬼道)> <六観音 馬頭観音(畜生道)> <六観音准胝観音(人間道)> この観音さまたちは、非常に技術の向上を 感じます。もっといえば、技術が勝っている。 うまくなりすぎているのね。 まっ、それでも最上級の観音さまたちに間違いなく 眼福です。 この六観音さんに向き合って快慶作の十大弟子 は、お並びです。 壮観。 <十大弟子 快慶作> <目?連(もっけんれん)> 夜になると動きだして説法をしそうです。 さすが、快慶です。 もう、千本釈迦堂と言えば大根おかめなんて 言わないでくださいね。 千本釈迦堂といえばお仏像です。 は~、 息抜きしましょうか。 なんだか福がやってきそうな 布袋さんです。 これで〆ようかなあとおもいきや、、、 きゃっ。 なんとお千度石。 お百度石は何度も見ましたが、お千度は はじめてです。 お千度詣・・・。 感心するよりも執着を感じて怖いデス。 はよ、次へまいりましょう。 市営バス203番に乗って 銀閣寺道でバス下車。 つづく ・ * ・ * ・ * ・ 京都で合気道をはじめるならば、 合気道入江道場 を おすすめします。 「マムさんにすすめられた」とお伝え くだされば・・・なんにも恩典つきません。 が、 きっとニコニコしてくれます。 合気道入江道場 HP お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[京都] カテゴリの最新記事
|