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テーマ:本のある暮らし(3214)
カテゴリ:林檎的ということ
フライ,ダディ,フライ 金城 一紀 (著)
総合格闘技vsボクシング この本は痛快この上ない。 が、敢えて”喧嘩”の観点でこの作品を紹介してみたい。 最近巷で話題のKー1やPRIDEの話を思い起こさせる。 素人で運動不足のおじさんが高校生のボクシングチャンプに勝つ方法。 が、克明に描かれている。 ボクシングはクリンチでスタンドから再開。というルールに則ったスポーツである(厳密に言うとポイント制)。事と ”喧嘩で勝利すること。” というのは全くの別物である。 ということを教えてくれる。 正確に言うと、フットワークの良いボクサーの懐に飛び込み(タックル)、顔面打撃(パウンド)、そして、それを嫌がり背を向けるボクサーにチョーク(クビ締め)で勝利できる。 これが”総合”の強さであり、怖さでもある。 また、舜臣の強さのみならず、相変わらず、読んでいる本のかっこよさが引き立つ作品。 ぜひ必読!! 祝映画化!! 次回作が期待できるシリーズです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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