チャーミーとの生活家に戻り買ったばかりの缶詰を与えるのが私の初仕事。 『ガツガツ』『アゥアゥ』と小さく声を出しながら夢中で食べるチャーミー。 可哀相に・・・ 何日もご飯を食べていなかったんだろう~。 あっと言う間に1缶をぺロリとたいらげてしまった。 そして、居心地の良い場所を探して安心したように眠りについた。 そう、その日からチャーミーの指定席はリビングにあるフワフワなソファーの真ん中になったの。 きっと、チャーミーは暖かい家庭で大切に育てられていたのかもしれない。 野良猫や虐められた経験のある子はなかなか人に懐いてくれないものだもの。 じゃぁ、どうしてチャーミーを捨てたの? こんなに小さな子猫がひとりで生きていけるわけないじゃない!!! 理由はどうであれ、そんな冷たい、そんな無責任な人間を私は絶対許さない!! 改めて『この子を守ってあげたい。幸せにしてあげなきゃ!』 心からそう思った。 でも、本当は幸せにしてもらったのは私の方だったんだよね。 人にとっても慣れているチャーミーはすぐに私達に心を許してくれた。 可愛く甘えてくれる。 トイレもすぐに覚えた。 本当に手のかからないお利巧さん。 どうやら私の事も新しい飼い主だと認めてくれたようだ。 信頼されるのがこんなに嬉しい事だなんて 今まで知らなかった感情だった。 だけど、チャーミーとの生活には いくつかのクリアーしなければいけない問題があったの。 その事で、チャーミーの存在はしばらく私を悩ませる事になったんだ・・・。 ジャンル別一覧
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