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くれーじーくえいる ぶろぐ

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2009.05.26
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 昭和・平成の全仮面ライダーが登場することになった今年の仮面ライダーディケイド劇場版ですが、正式タイトルは『劇場版仮面ライダーディケイド オールライダー対大ショッカー』(金田治監督)サブタイトルだけ妙に昭和チックなフォントで、"vs"ではなく"対"な辺りなのも実に昭和テイストですね(笑)
 そして、今回の劇場版では仮面ライダーの最初の敵組織ショッカーの大幹部として人気を博した死神博士と地獄大使も敵組織"大ショッカー"の幹部として復活するようです。オリジナルの死神博士は故天本英世、地獄大使は故潮健児が怪演しましたが、本作では死神博士役を石橋蓮司、地獄大使役を大杉漣が演じるとのこと。石橋氏はTV本編で光栄次郎役を務めていますが、一人二役なのかあるいは栄次郎の真の姿なのかは現時点では判然としません。また、『仮面ライダーBLACK』および『仮面ライダーBLACK RX』で南光太郎を演じた倉田てつをが出演するほか、ブラックのライバルたる"悪の仮面ライダー"として異彩を放ったシャドームーンも大浦龍宇一が演じる謎の男・月影ノブヒコとして登場するとのことで、他にも歴代ライダーのオリジナルキャストが登場するのかどうか気になります。

【第18話  サボる響鬼】

 最後の世界となる"響鬼の世界"に転移した士は何やらピンクの道着姿で、夏海、ユウスケと共に鬱蒼とした森の中を彷徨う。この世界では魔化魍と呼ばれる怪物が存在していたが、言ってるそばから士たちの前に魔化魍"河童"が現れた! そこへ銀色の"鬼"の姿をした少年・アスムが駆け付けて"河童"に立ち向かうが歯が立たない。見かねた士はディケイドに変身すると、敏捷に動く"河童"に対してカメンライドでカブトに変身、アタックライド・クロックアップで"河童"の機先を制してライダーキックであっさり倒す。士たちはアスムの師匠である音撃戦士・ヒビキの元に案内してもらうが、当のヒビキはアロハシャツ姿でデッキチェアに寝っ転がってばかりというダメ男であった・・・
 そんな中、街中で魔化魍"化猫"が出現し、二人の音撃戦士が弟子たちを伴って出動した。片や音撃道ザンキ流を率いるザンキ、片や音撃道イブキ流を率いるイブキ。二人はそれぞれ斬鬼と威吹鬼に変身し、音撃弦と音撃管による音撃で2体の"化猫"を倒すが、残る1体をどちらが倒すかで揉め始める。そこへ士が駆け付け、ディケイドに変身して残る"化猫"をディメンションキックで一蹴する。威吹鬼も斬鬼もディケイドの存在を知っていたようだが戦闘はせず、イブキは士を自分の道場に招待する。
 一方、アスムは"鬼"を目指して一人修行に励んでいたが、ヒビキは彼に修行をさせようとすらせず、さらにはその場に現れた大樹を新しい師匠だと言ってアスムを破門するとまで言い出す始末。困惑するしかないアスムだが、木陰から彼らを見守るヒビキの表情はどこか不本意な様子・・・

 おしゃれなスタジオ風のイブキ流の道場に招かれた士は、イブキからこの世界の音撃道について聞かされる。かつて音撃道は一つの流派だったが、今はヒビキ流・イブキ流・ザンキ流の三つに分かれており、各流派にはそれぞれ音撃道の真の宝を隠した秘伝の巻物が一つずつ受け継がれていた。そして、イブキ流もザンキ流もその宝を手に入れるべく音撃道の頂点を目指して競合しているらしい。もっとも、対するザンキ流の一番弟子のトドロキは密かにイブキ流のアキラに片思いしているようで・・・
 一方、その"音撃道の宝"を狙う大樹はヒビキに放置されて意気消沈するアスムを励ましつつ、単身ザンキ流の道場に乗り込んで自分を助っ人として売り込む・・・

 ヒビキに出会って初めて自分が真剣に打ち込める目標を見つけたアスムは、もう一度自分を弟子にするようヒビキに頼み込むが、ヒビキは"鬼"を引退すると言い出す。と、そこへ魔化魍"天狗"が現れるが、ヒビキは何故か変身するのを躊躇い逃げるばかり。そこへ駆け付ける夏海とユウスケだったが、夏海の前に突如鳴滝が現れ、ディケイドがすべての旅を終えたら世界は破壊されると訴える。夏海はディケイドが9つの世界を旅することで世界が救われると信じるが、鳴滝は「君は何もわかっていない・・・」と呟くだけ・・・
 一方、ユウスケは"天狗"に追い詰められたヒビキを助けるためクウガに変身して立ち向かうが、相手の圧倒的なパワーに苦戦する。ここでヒビキはようやく意を決して響鬼に変身し、激闘の末に音撃打・火炎連打の型で"天狗"を倒すが、その直後に突如苦しみ始める。そして、響鬼の身体は火を噴きながら不気味に膨れ上がって牛の角を生やした怪物へと変貌してしまい、理性を失ってクウガに襲いかかった! 同じ頃、士の手元にある響鬼のカメンライドカードからは完全に響鬼の姿が消えていた・・・
 そんな中、イブキ流とザンキ流はそれぞれ相手から果たし状を受け取って秘伝の巻物を賭けて対決することに。トドロキやアキラは同じ音撃道でありながら内輪揉めを繰り返す現状を憂うが、一方のイブキとザンキは今度こそ決着を付けるべく、それぞれ助っ人の士と大樹を繰り出す。二人はそれぞれディケイドとディエンドに変身して戦いを繰り広げるが、ディエンドはアタックライド・ディエンドインヴィジブルで姿を消し、両派の巻物をまんまと奪うことに成功する。巻物を取り返すべく変身した威吹鬼と斬鬼に対し、ディケイドはカメンライドで電王ソードフォームを召喚、ファイナルフォームライドでモモタロスに変身させてけしかける。ディケイドたちを向こうに回して豪剣を振り回して大暴れするモモタロスに一同大混乱に・・・
 一方、はぐれてしまったヒビキを必死に探していたアスムは、ディケイド、威吹鬼、斬鬼とモモタロスの大立ち回りの現場に遭遇するが、そこへ怪物が乱入、跳ね飛ばされたモモタロスは消滅してしまう。それは伝説の魔化魍と呼ばれる"牛鬼"であった。"牛鬼"が響鬼が変貌したものだとは知る由もない威吹鬼と斬鬼は相手の圧倒的なパワーに歯が立たず変身解除、ディケイドは牛には闘牛士だとばかりにカメンライドで龍騎に変身すると、赤い布を付けたライドブッカー・ソードモードを手に"牛鬼"に対峙する――――――


□□□□□□

 9つの"仮面ライダーの世界"の旅の締めくくりとなる"響鬼の世界"編。脚本は龍騎編を手掛けた米村正二氏が担当しましたが、当初はオリジナルの前半のメイン脚本を担当したきだつよし氏に依頼したものの実現しなかったという話もあったようで・・・ちなみに、米村氏はオリジナル響鬼の後半でも脚本参加していました。
 予告映像や本編の随所に筆文字がカットインされる演出はオリジナルを彷彿とさせるものがあり、久々のユウスケクウガの変身シーンで"空我"の文字がドーンと出たのはオリジナルのクウガファンにはちょっと嬉しい演出でしょう。ディケイドでの"写"やモモタロスでの"桃"は流石に吹きましたが(笑)

 オリジナルでは奈良・吉野に本部を置く"猛士"の下で音撃打(太鼓)・音撃射(吹奏)・音撃斬(弦楽)と魔化魍の特性に応じた音撃を使う"鬼"が活動していましたが、本作ではこれを各流派に分け、各派が"音撃道の宝"を巡ってある意味しょうもない内輪揉めを繰り広げているという構図にしています。弟子がみんな女性ばかりのイブキ流が宝塚系なら、暑苦しい野郎共ばかりのザンキ流は典型的な体育会系ですな(爆)この分裂した3派が如何にして一つにまとまるかが響鬼編のキモになると思われますが、主導権争いに固執しているイブキとザンキに対し、トドロキ・アキラ・アスムら弟子たちが現状を改めようと考えている辺りに光明を見出せそうです。お宝を狙っていい人を装う大樹の「やる気さえあれば不可能な事なんてこの世には無いと思うけど?」「まずは動かないとね。動けば何かが始まるさ」という適当に言ってるだけの台詞が結果的にアスムの背中を押した格好になっているのが面白いですね。でも、威吹鬼と斬鬼が変身解除するのにわざわざ弟子たちが垂れ幕で隠して着替えさせるという演出は、普通にオリジナル通り首だけ素顔になるのでよかった気が(苦笑)
 しかし、各派に伝わる巻物に書かれている"首は之なり""立つ日なり"という言葉にはどんな意味があるのか? 東映公式サイトによればそんなに大した謎解きではないとのことですが・・・
 そんな中、一人だけ弟子アスムの指導すら放棄してフラフラしているダメ人間ヒビキ。しかし、それはどうやら"鬼"に変身したくてもできない彼の苦悩の姿だったようです。魔化魍を倒すべき"鬼"が何故にかその力の暴走によって己自身が魔化魍と化してしまうという今回の構図は、オリジナルの後半でイブキとあきらが"猛士"を追われた朱鬼と対峙したことで直面した"鬼となる者は鬼であってはならない"という問題を巧妙にアレンジしたものといえます。
 その響鬼の成れの果てたる本作のオリジナル魔化魍は"牛鬼"(ぎゅうき)。実際の牛鬼は西日本各地に伝わる妖怪で、頭が牛で胴体は鬼、あるいは逆に頭が鬼で胴体は牛、はたまた牛の頭にクモの胴体と様々な姿で伝承されています。個人的には牛鬼といえば『ゲゲゲの鬼太郎』に登場する八本足の牛鬼の印象が強いですが、愛媛においては宇和島地方の夏祭りである和霊大祭に登場する牛鬼(うしおに)の山車が有名です。

 今回はヒビキとアスム(明日夢)を除くイブキ・ザンキ・トドロキ・アキラ(あきら)の3人を演じるのがオリジナルと同じ渋江譲二・松田賢二・川口真五・秋山奈々というこれまでにない大盤振る舞い。前のキバ編で敢えてガルルの声に松田氏を起用しなかったのはこのためだったんでしょうか? しかし、首から数珠をぶら下げてるザンキは何だか響鬼劇場版のトウキ(凍鬼)っぽくもあり、イブキも和装な辺りは響鬼劇場版での殿様キャラをイメージしているように見えますね。あと、トドロキがアキラに片思いしているという設定はオリジナルでの故神戸みゆきが演じた日菜佳とのラブラブへのオマージュなんでしょうか(笑)
 一方、ヒビキ役はオリジナルの細川茂樹に代わってデビット伊東が担当。音撃戦士らしい鋭さを持ちながらも普段はダメキャラの皮を被っているという本作のヒビキ役には上手くマッチしていたかな?

 また、今回はアクション面でも大盤振る舞い。特に、オープニングでの映画『超・電王』のPRモードがようやく終わったと思ったら、本編でディエンドの召喚キャラとして電王ソードフォーム=モモタロスが登場してまさかの異世界鬼対決が実現。声はもちろん関俊彦で、いつもの決め台詞を言い切る前にファイナルフォームライドされてディエンドに食ってかかり、さらにディケイドたちを向こうに回して実に楽しそうに大立ち回りする展開が実にシュールすぎます(笑)
 一方、ディケイドも今回はカブトと龍騎に変身し、"河童"との対決では敏捷に動く相手をそれよりさらに速いカブトのクロックアップで制するという妙技を披露しましたが、"牛鬼"相手に龍騎に変身したのは"闘牛士=赤色"という連想からか?(笑)





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Last updated  2009.05.28 13:54:21
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