648457 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

クリームな日々

クリームな日々

関組長メール

2008,11,24

「本会議や委員会の日程や会議録、各政党の政務調査会の部会の予定、どのよ
うな質問主意書や請願署名がどの議員から提出され答弁書が配布されたか?
どこの地方議会からどのような意見書が国会に送られてきたか?など様々な
永田町の情報が載っている『参議院公報』『衆議院公報』というものがある。

関組長は、これを読んで永田町の動きを把握している。

毎日、発行され、議員事務所や議員宿舎に配布されている非売品で永田町の
町内会報みたいな媒体だ。

地方自治法第99条の規定に基づき都道府県議会や市町村議会は、国会に対
して意見書を提出することができる。
この制度にもとづいて提出される意見書は国会が開かれる度にかなりの数が
あるので、どこの議会からどのような意見書が国会に送られてきたか?その
題名を読むだけでも日々、結構、時間を要するのだが、これはぜひとも中身
も読んでみたい、と関組長の目に留まった意見書があった。

第百七十国会 参議院広報 第三十四号 平成20年11月11日 火曜日

より

第9802号 道州制導入に反対する意見書

第9803号 「給油新法」の廃案を要求するとともに、自衛隊海外派兵
恒久法制定策動を直ちに止めることを要求する意見書

いずれも長野県の阿智村議会からの意見書である。

今、一番、関組長が言いたいことと、おおむね同じことを言っているので、
ぜひ読んでみたいと思った。

2008年11月21日(金)その2

まず、国会図書館の議会官庁資料室で探したが、この意見書に限らず、国会
図書館には、地方議会からの意見書はひとつも無かった。

意見書の宛先は衆議院議長や参議院議長とするのだが、その事務の取り扱い
をする部署は請願課であることは知っていたので、「地方議会からの意見書
を閲覧したい」と参議院事務局/請願課の職員に頼んだら断られた。
「秘密会の会議録じゃあるまいし、なぜ閲覧させてもらえないのか?<国会
法>や<参議院規則>に、議員以外の人には閲覧させてはいけない、という
規定でもあるのか?」等と問い質した。
が、請願課の職員は「そのような規定はないが、議員以外の一般の人に閲覧
していただくことはできない」と言う。これ以上、押しても引いても仕方が
ないと思ったので「議員から読みたいと言われたら議員事務所へ持っていく
のか?それで不都合がなくなるのであれば議員事務所を通じて同じ資料請求
をするけど?」と問うと「そうですね」と請願課の職員は言うので「じゃあ、
江田五月/参議院議員事務所に依頼するから、この2つの意見書を用意して
待っててよ(^^)」と関組長。
ところが請願課の職員は江田五月/参議院議員事務所に現れるなり、「議員
事務所を通しても議員以外の一般の人に閲覧していただくことはできない」
と前言を撤回し「先程は私のミスリードで申し訳ない」と謝られてしまった。

国会図書館で閲覧できるように収蔵していないのは納得できない。
参議院の事務方に直接頼んでも閲覧できないなんて納得できない。
議員事務所を介しても閲覧できないなんて、もっと納得できない。

衆議院事務局/請願課に電話して「『参議院公報』で見たのですが長野県の
阿智村議会からの意見書は衆議院にも来てますか?」と尋ねたら、「はい、
来ています。」とのこと。

衆議院事務局/委員部/テロ防止・イラク特別委員会の担当者に電話して「
「給油新法」の廃案を要求するとともに、自衛隊海外派兵恒久法を直ちに止
めることを要求する意見書」が参考送付されているのは、こちらの委員会で
すか?」と尋ねたら、「はい、そうです。」とのこと。

「ところで、議長あてに郵便で届き→請願課で受理され→委員部→各委員会
の担当者へと参考送付された意見書は、その後、どのように取り扱われるの
ですか?」

と関組長が尋ねると、

「国会の会期末に委員会で配付して、このような意見書が本委員会に参考送
付されている、と委員長が報告します。」

と、委員部/テロ防止・イラク特別委員会の担当者。

「へ?それだけですか?」

と関組長が尋ねると、

「ええ、そうです。」

と、委員部/テロ防止・イラク特別委員会の担当者。

地方自治法第99条の規定に基づき都道府県議会や市町村議会が国会に対し
て意見書を提出するときは、この意見書の文言をどうするか?各政党間で議
論して超党派で合意できる文言にまとめる作業に、ものすごく労力を費やさ
れる。
関組長もかつて大阪府議会と吹田市議会でその作業に首を突っ込んで驚いた
経験がある。
それなのに、たったのそれだけ?!

「意見書が参考送付された委員会の委員長が、委員会で国会の会期末に報告
する前に、議員の誰かから資料請求があれば見せますか?」と関組長。
「見せるもしれない、たぶん見せることになるだろうと思うが、そのような
資料請求をされた記憶が過去に無いので、今、断言もできないですね。」と
と、委員部/テロ防止・イラク特別委員会の担当者。

今、関組長が読みたいのは、長野県の阿智村議会から衆議院と参議院に提出
された、

● 道州制導入に反対する意見書

●「給油新法」の廃案を要求するとともに、自衛隊海外派兵恒久法
制定策動を直ちに止めることを要求する意見書

と題した意見書で、ぜひそれぞれについて国会で議論させたいのだが、この
ような個別具体的な政策課題いぜんに、もっと普遍的な、

都道府県議会や市町村議会が国会に対して提出する意見書を受け取る側の
国会の在り方を問うロビー活動

をしたくなってきた。」
以上


© Rakuten Group, Inc.