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「・・・Cさんは、ご出身も神戸なんですか?」
あまり親しくない東京の知人などから、よく訊かれることがありますが、たぶん付き合い始めたころの印象が、いわゆる関西人っぽくないのだろうと思います。大阪や京都の人のように、他の土地へ行っても関西弁で話すということはないですしね。 「そうですよ。生まれも育ちも神戸ですが」 「へ~。じゃ神戸を出られたことはないんですね?」 「いや、学生時代は横浜に住んでました。」 「ほ~。やっぱり港町だなあ」 じつはそのあと1年、都内にも住んでるんですがね。わが人生における暗黒時代なんで、このことはあまり人にしゃべらないんです(^^;) 「別に港町を選んで住んでるわけでもないですが・・・先祖は長崎ですよ。」 「へへえ・・・それじゃ、なにか先祖代々の家業の関係ですか、海運とか貿易業とか」 「そうですね、貿易ですね。密輸とか・・・」 「・・・??」 「ここ400年ばかり、当局の眼がきびしいので、休業してますが」 「・・・・・・・???」 「・・・いや、ルーツが海賊でしてね。倭寇の。」 というと、相手はやっと納得したような顔をするのが普通で。 「・・・なるほど、何となく日本人ばなれした感性してるなあと思いました」 どこがどう「はなれ」ているのかはわかりませんが、そんな取って付けたような感想を述べてくれる人もいる(汗) たしかに私の場合、同じ関西人でも、大阪や京都の人とは何年付き合ってもどうもしっくりなじまないことが多いです。むしろ横浜や長崎の人のほうが、初対面でも気心知れた安心感がありますね。生まれたときから港の空気を吸って生きてきた人間には、平均的な日本人の感覚からしたら、やっぱりどこか異質なところがあるのかも知れません(汗) ・・・てなことを考えながら、今日は地元の南京町で中華タルトと豚まんを買い込んで、港のあたりを歩き回ってきました(^O^;) ・・・結局この連休も山歩きはできなかったなあ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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