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大連載も終わって、そろそろ頭の切り替えを・・・と思ってるんですが、書き終えたと思ったところへいろいろ新しい着想とか湧いてきてしまって(爆)・・・もう一回お付き合い願います。
きょう帰宅してみたら、第2の故郷・・・というべき長崎の親戚から恒例の生牡蠣が届いてました(^^)もっとも「第2の故郷」の実感がわくのは毎年2回、冬の牡蠣と夏のビワが届くときぐらいですけど(汗) さっそく近所に下宿してる姪を召喚して殻と格闘し、娘と3人で牡蠣鍋を満喫いたしました。明日は残りをフライにして・・・と、キッチンに山積みになった殻を眺めてるうちに、突然マドレーヌを連想してしまいました。 連載中にも触れましたが、現在ではアルミの型などで大量生産されてるマドレーヌですが、本来は貝殻に詰めて焼いたもの。今でも貝殻型のマドレーヌもありますね。マルセイユ銘菓で、その地方で盛んな聖女マドレーヌのお祭りから発祥したものだそうで・・・たとえて言えば、花祭りのおはぎみたいなものだったんですね(^^) 聖マドレーヌ、つまりマグダラのマリアがフランスに逃れたという伝説のことは書きました。まあ眉唾モノですが、源義経がチンギスハンになったというよりはまだ少しは現実性があるかも(爆)。彼女はフランスにキリスト教の種をまいたのち隠遁生活に入り、ひとり洞窟の中に住んで、衣服を身につけず、腰まで伸びた長い金髪を衣服代わりにまとっていたということです(汗) ティツィアーノ「悔悟するマグダラのマリア」 う~ん、聖人の絵とも思えないけれど(汗)・・・でもルネサンス時代といってもまだまだ、世俗の女性を堂々とヌードで描けるほど表現の自由はなかったでしょうから・・・もと娼婦だったともいわれるマグダレーナは、画家にとってはこのテの官能美を表現できる数少ない題材だったのでしょうね。聖母マリアにはこういうお色気は望めないし・・・ 洞窟といえば、南フランスは聖母マリア信仰が強いので有名ですが、どうも聖母マリア様も洞窟に住んでる説話が多いんですね(爆)ルルドの泉の話もそうだし・・・やはりさかのぼればマグダラのマリア信仰に端を発してるのでしょうね。 焼き菓子のマドレーヌが貝殻型をしてる、というのはもちろん彼女が海からやってきたことを記念して、なんですが・・・伝説のなかにははっきりと、彼女が貝の船に乗ってきた、と主張してるのもあるそうです。 ん? 貝の船? 腰まで伸びた金髪? う~む・・・まさかこれも・・・ ボッティチェリ「ヴィーナスの誕生」 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006.11.21 21:21:14
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