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December 30, 2008 XML このブログを購読する

シティ・オヴ・グラス ポール・オースター 最近、読んだ本を教えて!(70129)」
[ 本 ]    

「シティ・オヴ・グラス」ポール・オースター作、山本楡美子・郷原宏訳(角川文庫)を読みました。
柴田元幸の訳で知られるポール・オースターですが、彼のニューヨーク三部作の第一作である「シティ・オヴ・グラス」は柴田さんによるものではないのですね。僕は「リヴァイアサン」あたりからの柴田=ポール・オースターのファンなので、うかつなことにこの本を読んでいなかったのです。
 が、これ、いい本です。読んでいる最中からサミュエル・ベケットの「モロイ」を読んでいるような感覚に襲われました(もう30年くらい前に読んで衝撃を受けた小説です)。自己というものの存在のあやうさ。周りの小さな所有物へのこだわり。崩壊していく身体と精神。つづられていく文章の崩壊(というかdecline)。私立探偵ものとして始まった小説がいつのまにか、なぞはそっちのけで、探偵(もともと小説家なのに、ふとしたはずみ(?)で探偵に間違われ)のよって立つ世界が揺らぎ、自分の存在もあやふやとなり・・・。
 この本にあえてよかったと思った稀な部類の一作です。

シティ・オヴ・グラス

<


Last updated  December 30, 2008 11:17:02
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『 幻影の書』 ポール・オースター (著), 柴田 元幸 (翻訳) Anonymous-source

救いとなる幻影を求めて人生の危機のただ中で、生きる気力を引き起こさせてくれたある映画。主人公は、その監督の消息を追う旅へ出る。失踪して死んだと思われていた彼の意外な生涯。オースターの魅力の全てが詰め込まれた長編。オースター最高傑作!(February 27, 2009 13:35:15)

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