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カテゴリ:政治について
我がペンション玄関前から望める全面凍結した屈斜路湖のパノラマ 三月も中旬になり随分暖かくなってきた。 ほとんど更新しないオイラのブログだか、 原発には一言書きたいので久々の更新。 今日は金曜日。 大変な被害を出している、あの地震は先週の金曜日だった。 被害にあわれた多くの方々に心からお見舞いを申し上げます。 このような大きな地震が起こるたびに、 北海道南西沖地震(奥尻島が大変な被害をだした地震)が起きた時に宿泊されたお客様のことを思い出してしまう。 我がペンションもわずかにゆれたため、次の日の朝食時その話になった。 お客様がたまたま「某電力会社」だったから、 「泊原発は大丈夫ですかね」と聞いたことから、 原発の話になった。 「原発はわずかな燃料でたくさん電気を作ることができるから、火力発電などとは比べ物にならないくらい効率がいいから大変優れている」と。 何かと本音が出てしまうオイラだから つい何気なく「学部が化学科出身ですが」と前置きして、 「本当にそう思って言っているんですか、電力会社の社員だから公私関係なくそういわざるおえないのでしょうね」とたずねた。 そのお客様、少しバツが悪そうでそれ以上何も言わなかった。 その時の顔が忘れられない。 確かに電気の恩恵をたくさん受けて生活している。 原発は全体の35%くらいだといわれているが、これははっきり言ってインチキ。 原発は出力を変えると非常に危険性が高いので、電気の需要があろうがなかろうが運転し続けなければならない。 その関係で水力や火力は半分位しか稼動していないといわれている。 よって総発電量の約3割ということになる。 それでも頻繁に停電してしまうのであろうか? 100歩譲って仮にそうなるのであれば、節電すればよい。 最近のお店は異常に明るいし、 24時間営業している店舗がそんなに必要とも思わない。 夜はみんな早く寝るようにすれば、健康的にも良い。 そして新技術による省エネを更に活用する。 日本人は、それなりに対応できる賢い国民性だから、 そう言っている背景には「影の力が働いている」のであろう。 皆さんよく考えましょう。 簡単に発電できる(火力発電で主に使用されている石炭と比較すれば同じ量で300万倍に相当する)ということは、今回のように冷却を繰り返さないとならないのだから、結果として厄介なのだ。 もっと詳しく書くと、 日本の原子炉で使用しているウラン235は5%以下であろうから、核爆発はまず起こらない。 核爆発するためには少なくても80%位のウラン235が必要なので核爆弾と同じように考えることは間違いで、もし核爆発させるのなら、某問題国のように高濃度ウランの濃縮施設をつくる必要がある。 だが、冷却をしない(できない)と、炉心が溶融して有毒高濃度放射線が流出してしまうことになる。 日本の原発は「絶対に安全」といってきた。 この世の中に、「絶対」ということは「絶対にない」 なお、一番酷い状態の福島第一原発3号機はプルサーマルなのだ。 ウラン235が核分裂を起こすと、半減期がさまざまな放射性物質が生じるから、 プルトニウム239だけの問題ではないのだが、 そのことにはほとんど触れていないのが気が気でならない。 危険をあおるつもりはないが、事実を正確に伝えてもらいたい。 参考までに、プルサーマル発電での営業運転中の原子炉 九州電力 玄海原子力発電所3号機 2009年(平成21年)11月5日より試運転開始。同年12月2日より、営業運転を開始。 四国電力 伊方原子力発電所3号機 2010年(平成22年)3月2日より試運転開始。同年3月30日より、営業運転を開始。 東京電力 福島第一原子力発電所3号機 2010年(平成22年)9月18日より試運転開始。同年10月26日より、営業運転を開始。(今回の地震おそらく灰炉になるであろう) 関西電力 高浜原子力発電所3号機 2010年(平成22年)12月25日より試運転開始。2011年(平成23年)1月21日より、営業運転を開始。 現在までに事前合意が成立しているプルサーマル発電計画 中部電力 浜岡原子力発電所4号機 2012年(平成24年)3月以降に導入予定。 関西電力 高浜原子力発電所4号機 2011年(平成23年)夏から導入予定。 中国電力 島根原子力発電所2号機 北海道電力 泊原子力発電所3号機 東北電力 女川原子力発電所3号機 2015年(平成27年)度までに導入予定。 たくさんの人が、原発の正確な知識を持つことが一番大切なのでしょう。 ワタクシメにポチッとゴシエンを ついでにこちらもよってけろ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2011年03月22日 12時09分52秒
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