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光と影のコラム。 〔時事を普遍的本質論で読み解く〕

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日々のニュースや出来事を、あらゆる事象の基本となる「光と影」の本質・性質から読み解き、
表面的な現象に流されがちな人間社会とその価値観への疑問を投げかけ、検証するコラムです。
世の中において「本当に大切なのは何か?」「本当にこれでいいのか?」というテーマに迫ります。
2012.08.26
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カテゴリ:カテゴリ未分類
AKB48の高橋みなみさんが、昨年6月に行われた選抜総選挙の際、
「努力は必ず報われると、人生かけて証明したいと思います。」
とコメントしていたのが印象に残っています。順位の上下があっても
全力で取り組む彼女の姿は、AKB48の支柱的存在になってきました。

「会いに行けるアイドル」として秋葉原で誕生し、東京ドーム公演を
目標に活動してきたAKB48。ユニット活動はもちろん、メンバー個々の
人気も上昇し、飛ぶ鳥を落とす勢いをそのままに、東京ドームでの
公演がついに実現、そして高橋みなみさんのソロデビューも決定しました。

AKB48の良いところは、努力がきちんと評価される風土・環境が
あることです。努力が形になれば、それに続いてみんなが努力して
競争が生まれます。それが高いレベルでのエンターテインメントを
実現することにつながり、常に新鮮な刺激がもたらされています。


啓発の常套句として多く用いられる「努力は報われる」という文言は、
あくまでも報われた人に言わせたもの。報われた人、成功した人は
何らかの努力をしたことでしょうが、努力をすれば絶対に報われるもの
ではありません。そして成果も、努力の量には必ずしも比例しないのです。

概して、残念ながら実際には、報われない努力のほうが多いのですが、
報われないのは、「努力が足りないから」では決してありません。それは
後付けの理由であり、努力をしていないことと報われないことは違います。
ただ、努力という種には「発芽の条件」があるというだけのことです。

優秀な素質を持った種であっても、氷の下では芽が出なくて当然です。
発芽させて成長し、花が咲いて実を結ばせる環境があることが不可欠で、
集めた種をきちんと生かすプロデュース側の能力がそれを左右します。
素質を引き出す(伸ばす)環境と、努力の融合が、AKB48なのでしょう。


一昨年に研究生から正式メンバーになった横山由依さんは、歌手になる
ことを目指して100回以上もオーディションを受けたのだそうです。
そこには相当な努力があったはずですが、100回落ちたというのが実際で、
努力や素質が正当に評価されるほど、現実は甘くないということです。

横山由依さんのスゴイところは、100回落ちても諦めなかった精神力
だといえます。普通ならば心が折れて、諦めてしまうことでしょう。
SKE48もNMB48も不合格だったにもかかわらず、AKB48を受けて
研究生入りを果たし、東京でのレッスンに京都から通ってきたそうです。

そんな彼女の努力を見ていた人、唯一にして最大に評価した存在が、
プロデューサーの秋元康さんでした。誰もが認める努力家とされる
横山由依さんの日頃の取り組む姿勢に対して、きちんとチャンスを与え、
彼女もさらに成長。現在まで最も推されている新勢力となっています。

歌手ではなくアイドルになったことは、彼女にとっては本意ではない
かもしれませんが、夢を叶えるための通過点(手段)ではあります。
その明確な目標が今の活力になっているはずです。真剣に努力している
他のメンバーにとっても、励みになる前例となっていることでしょう。


1年前、AKB48総出演で「マジすか学園2」(TX系)というドラマが
放送されていました。女性にはともかく、男性向けには心を掴んでいて、
私もあの、ありえない世界観が好きで、毎回楽しみにしていたものです。
ファン層(ターゲット)を的確に意識したドラマだったといえます。

前年放送された「マジすか学園」の続編でしたが、このドラマは
「マジに生きる」ことの意味と大切さを、マンガのような切り口から
わかりやすく描いていて、いろんな哲学が随所に織り交ぜられた
ストーリーになっています。秋元康さんの奥深さを感じる作品です。

その描写から、一部の人たちから「くだらない」と評されていますが、
私はこのドラマを思春期の子どもたちに、ぜひ真剣に見てほしいと
思うのです。特に不登校、引きこもり、ニートの人たちに。自分を
見つめ直して、「マジに生きなきゃ」という気持ちにさせてくれます。


努力という言葉は抽象的で、程度を量る基準も境界も曖昧です。でも、
それを「マジに生きる」という言葉に置き換えて考えると、直感的に
伝わると思います。「マジに生きる」。その道のりがどうであっても、
生きることの意味を誰もが考えるべきであり、突き進んでほしいです。

まさに「マジで生きる」を地で歩んでいる横山由依さんは、このドラマ
(マジすか学園2)でも大役に抜擢されていて、京都風の上品な関西弁で
それを演技・表現しています。セリフながら自分の言葉で語るように、
彼女の持てるものが滲み出ていて、その味わいが深みを与えています。

進化の途上であり、まだ完成形ではないにせよ、そこまでの過程とか
蓄積とか、現時点でのありのままが形になっています。等身大以上の
完成形である必要はなくて、さらに進化した姿がその次にあるからこそ、
今をじっくり全力で「マジに生きる」ことの意味がそこにあります。


AKB48のセンターを務めた前田敦子さんが、東京ドーム公演を花道に
卒業します。ステージ上では、高橋みなみさんとのツーショットもあり、
象徴的なシーンが見られました。「マジすか学園」の主役、前田敦子さん
の卒業は、共演した横山由依さんにも大きな影響を与えるはずです。

AKB48は今後も、成長と変化を繰り返しながら、多彩な活動を見せて
くれることでしょう。設定を一新した「マジすか学園3」もスタートし、
次世代を見据えたメンバー起用がされています。次はどんな個性と才能
が出てくるのか、それをどのようにして引き出すのか、楽しみです。





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Last updated  2012.08.27 03:32:35


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