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びー。@ Re:久しぶりぃ〜(09/01) おかえりなさいませ? なんか違うな。別荘…
みえこ55@ Re:2015年my映画ランキング:元気にしています(01/02) お久しぶりです〜^o^ ブログにコメントを…
rose_chocolat@ Re[1]:2015年my映画ランキング:元気にしています(01/02) kaoritalyさん コメントありがとうござい…
kaoritaly@ Re:2015年my映画ランキング:元気にしています(01/02) ご無沙汰してます。 ベスト10の映画、…
rose_chocolat@ Re[1]:2015年my映画ランキング:元気にしています(01/02) みえこ55さん こちらこそレス遅くなりす…
2007.03.01
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カテゴリ:洋画(た行)




第79回アカデミー賞助演女優賞受賞作、やっと観に行って参りました ぽっ

たくさん書きたいことがありすぎてなかなか頭の中がまとまらず、

こんなにレビューが遅くなったのは久しぶり(笑


**************************





『ドリームガールズ』 (2006) / アメリカ


監督・脚本 : ビル・コンドン

出演 : ビヨンセ・ノウルズ 、 ジェイミー・フォックス 、 エディ・マーフィ 、
    ジェニファー・ハドソン 、 アニカ・ノニ・ローズ 、 ダニー・グローバー



公式サイトはこちら。

第79回アカデミー賞の詳細はこちら。




<Story>


1962年デトロイト。
エフィー(ジェニファー・ハドソン)、ローレル(アニカ・ノニ・ローズ)、ディーナ(ビヨンセ・ノウルズ)のコーラストリオは、
歌で成功しようと毎夜オーディションなどに出場していた。

そんな彼女たちを、カーティス(ジェイミー・フォックス)という男が目を付けた。
やがて、デトロイトで抜群の人気を誇るスター、
ジミー・アーリー(エディ・マーフィ)のバックコーラスを務めることに。

そんな3人はカーティスをプロデューサーに、ドリームガールとしてデビューを飾る。
次々にヒット曲を放ち、トップスターの仲間入りを果たすが…。


以上、goo映画より


ドリームガールズ - goo 映画
ドリームガールズ - goo 映画






<感想>

これはいかにもハリウッドっぽい、
アメリカ人受けしそうな映画ですけど、
よく観ると様々な要素が詰まっていることに気がつきます。


この映画のモデルになったのはダイアナ・ロス&シュープリームス、
そしてモータウン・レコードと聞くと、
ああ、あれね・・・と思うかもしれないけど、
黒人の地位が今ほどは確立されていなかったので、
彼らが一時代を築くまでには幾多の困難があったことが偲ばれる。




ジミー・アーリー(エディ・マーフィ)のバック・コーラスになったドリーメッツ。


TM & Copyright (C) 2006 by Paramount Pictures. All Rights Reserved 





黒人向けの音楽、白人向けの音楽とハッキリ分かれていて、
市場もそれぞれクッキリと区切られ、
黒人が音楽で一流になれなかった時代。
いい曲は白人にパクられ、おいしいところだけを持って行かれてしまうやり方に、
どうしても納得できないカーティスの怒りは、
当時のアメリカ公民権運動を背景にして、
手段を選ばずドリームレコードを設立し、そして成功への階段を上がっていく。




カーティス(ジェイミー・フォックス)のプロデュースでデビューするドリームスだが・・・。


TM & Copyright (C) 2006 by Paramount Pictures. All Rights Reserved 





メジャー受けするためには、甘い言葉で"family"を騙し、
知らずのうちに自分の手中に納めないといけないこともある。




ディーナ(ビヨンセ・ノウルズ、中央)がリードになったドリームス。エフィ(ジェニファー・ハドソン、右)は・・・。

TM & Copyright (C) 2006 by Paramount Pictures. All Rights Reserved 





黒人向けの「ドリーメッツ」ではリードを取っていたエフィも、
テレビ時代到来に向けて、
サイドへと押しやられる。
歌の実力は二の次、ルックス重視の軽いサウンドを作るカーティスのやり方に、
積もりに積もっていくエフィの不満。




ついにメンバーの不満が噴出。

TM & Copyright (C) 2006 by Paramount Pictures. All Rights Reserved 





そしてメンバーの交代劇、
次第に訪れる"family"の崩壊、
自分が仕掛けた罠に、絡め取られて行く皮肉は、
ショービジネスの浮き沈みには今もって不可欠なんだろうか。
「夢」を追いかけて、その「夢」に呑まれていく悲哀。





美しい衣装の数々・・・

TM & Copyright (C) 2006 by Paramount Pictures. All Rights Reserved 






ビヨンセしか、ディーナ役はできなかったでしょうね・・・。
自らも10代でデスチャとしてデビュー、
短期間で頂点を極めた上での解散、そしてソロへ。
美貌、才能、そして黒人というところも、
ダイアナ・ロスを演じる上で欠かせませんよね。

ドリーメッツではコーラスだった頃は、
徹底的に脇役で、その存在感を消し、
いざ自分にリードが回ってくると、
俄然本来の経験で培われた輝きを出すところは、
お見事でした。



エディ・マーフィがあんなに歌がうまいなんて、
全然知らなかったよ~~~!
プロフではもともと歌手出身だとか。
俳優としての活躍が主体の今、彼の驚くべき一面を見ました。
昔にこだわって時代に沈んでいく役、ピッタリ。



そして今回見事助演女優賞に輝いた、ジェニファー・ハドソン
エフィみたいな不遇な女の子って今でもたくさんいるんだろうなあ・・・。
ショービジネスのトップに這い上がれるのって、
ほんの一握りだから。
欲を言えば、彼女がソロシンガーとして大成してる様子なんかが映画の中にあったら、
完璧すぎちゃうかな? でも結末としてはいい感じなんだけど、
現実はそう甘くないし、
自分で克服してこそアメリカン・ドリームなのかもしれません。
彼女の歌唱力には脱帽。  今後に期待します。



この映画で何がよかったかって言うと、
劇中歌 "Listen" にもあるように、
「自分の声を聞いてほしい」っていう切実な願いが表れていたことなんだと思う。
誰でもありのままの自分を受け入れて欲しい。
そしてその自分が広く世に認められたら達成感もある。
でも現実はそうはいかず、自分を歪めなくてはいけなくて、
常に妥協を強いられる毎日だったりもする。
そんな中でも、やっぱり私の声を聞いて!と懇願しているこの歌は、
いつの時代にも変わらない人間の本能を描いているんです。




**************************





今日の評価:★★★★★

(音楽も素晴らしいし、歌もパフォーマンスもよく練られていて、
ストーリーも実に泣かせます。
「セリフが歌」っていうのがウザい人もいるかもですが、
それを差し引いても見る価値あり!!)







サントラ、スペシャルエディションは
ここが一番安かった^^ ↓

 



私は通常版を買ったんですけど、CD屋さん5軒目でようやくありました。
品薄みたいよ。 ↓






個人的にはビヨンセは映画のキャラみたいな方が好きなんだけどさ。


 











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Last updated  2007.03.03 23:44:48
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