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テーマ:映画館で観た映画(8351)
カテゴリ:邦画(あ行)
監督・脚本 : 中村義洋 主題歌 : ボブ・ディラン 原作 : 伊坂幸太郎 出演 : 濱田岳 、 瑛太 、 関めぐみ 、 松田龍平 、 田村圭生 、 関暁夫 鑑賞劇場 : CINECITTA' 公式サイトはこちら。 <Story> 仙台の大学に進学し、初めて一人暮らしを始めた椎名(濱田岳)。 ボブ・ディランの「風に吹かれて」を口ずさみながら引越の片付けをしていると、 アパートの隣人・河崎(瑛太)から唐突に本屋襲撃に誘われる。 やはり同じアパートに住むブータン人留学生が落ち込んでいるから 「広辞苑」をプレゼントするのだと。 困惑しながらもモデルガンを手に襲撃の手伝いをしてしまう椎名に、 河崎はペットショップの店長・麗子(大塚寧々)には気をつけろと忠告する。 アヒルと鴨のコインロッカー - goo 映画 <感想> もしも椎名があのアパートに来なかったら もしも椎名が別の歌を歌っていたら もしも誰かがバス停で外国人を助けていたら もしも琴美が河崎と別れなかったら もしも琴美とドルジが警察にきちんと説明していたら もしもドルジが江尻に食べ物をやりに行ってなかったら ・・・・・・・・・・ どれか1つでももしもがあったなら、 きっとこんなに哀しくはないのにね。
若さって何? 正義感ゆえに傷ついていくことなのか、 照れくささが前面に出て、本質を見送るのか、 それとも若さじゃなくて幼児性が取って代わっているのか。 あまりにも真っ直ぐで、 あまりにも純粋すぎるから、 だから、若さから悲劇が生まれる。 この話だけは見ないで・・・・ って、懇願してまでも、 守りたい大切なものにめぐり合えたことが、 せめてもの喜びだったんだろうか。 「神様」の象徴としての、 ボブ・ディランの歌が、 あまりにも哀しすぎます。 だけどそれは風に舞っている。 いつまでも いつまでも・・・・。
今日の評価 : ★★★★★ (切なく、哀しく、虚しさや憤りを感じる反面、 それでもなお踏ん張って立ち上がって行こうとする姿が美しかった。 若さゆえの悲劇です。) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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