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テーマ:映画館で観た映画(8310)
カテゴリ:邦画(あ行)
監督 : 山崎貴 原作 : 西岸良平 出演 : 吉岡秀隆 、 堤真一 、 小雪 、 堀北真希 、 もたいまさこ 、 三浦友和 、 薬師丸ひろ子 公式サイトはこちら。 <Story> 昭和34年春。 東京オリンピックの開催が決定し、日本が高度成長時代に足を踏み入れることになるこの年。 黙って去っていったヒロミ(小雪)を思い続けながら、淳之介(須賀健太)と暮らしていた茶川(吉岡秀隆)のもとに、川渕(小日向文世)が再び淳之介を連れ戻しにやって来る。 人並みの暮らしをさせることを条件に淳之介を預かった茶川は、 安定した生活をするために、またヒロミに一人前の自分を見せるために、 一度はあきらめていた“芥川賞受賞”の夢に向かって再び純文学の執筆を始める。 一方、鈴木オートでは、六子(堀北真希)も一人前に仕事をこなせるようになり、順調に取引先が拡大し始める。 そんなある日、鈴木家に新しい家族が加わって…。 ALWAYS 続・三丁目の夕日 - goo 映画 <感想> これ、前作が昨夜放映されていたんですよね。 で、子どもたちがそろってそれを見てしまいまして(笑)、 「これ行きたい行きたい」と言われてしまった(汗 まあね、行ってもいいかなとは思ってはいたんですが、 前作が、ちょっと作りこんだ昭和30年代っていう感じもなくもなくて、 イマイチ乗れなかった私。 レビュー観ても辛口も多く、どうしようかと思ったんですが、 東京国際映画祭にも出品されたことだし・・・ と、話半分くらいで!? 行ってみることにしました。 前作からわずか4ヶ月後のお話なのですが・・・ やっぱり須賀クンが大きくなりすぎてましたね(汗 まあ仕方ないといえば仕方ないか・・・ 小清水クンはあんまり違和感なかったのですが^^; 今回のこの映画では、薬師丸さんがピカイチだったような気がしました。 鈴木家に預かる、一平(小清水一揮)のはとこの美加(小池彩夢)との会話、 美加を思いやるシーンや、六子への心遣い、 古きよき日本の女性が持っていた「こころ」が、よく現れていたと思います。 そして、堤さんも相変わらず怒りっぽかったですが(笑)、 気風のよい男らしさが素敵だったりします。 預かった美加を一平と分け隔てなく扱うなんて、 もし今の若い父親がそんな役を与えられたら、果たしてうまく接することができるのでしょうか・・・? そんなところにも、戦争を経験した人でないとわからない、 今は失ってしまった「助け合い」の精神があります。 昭和30年代は、人々のつながり、距離の取り方、 そんなものがうまくつながっていた最後の時代と言えるのではないでしょうか。 この第2作目で、ようやくそれを感じることができました。
家族が普通にそばにいてくれることの幸せ。 一緒に暮らしていることの奇跡。 同じものを見て、いいねって言える心地よさ。 大切な人と、会いたい人と、会える喜び。 今回は、前作からの続きもあって、エピソードとしては特に目新しくはなかったですが、 そんなものを強く感じました。 ピノ・ノアールさんからコメントをいただいたので追記しますね。 六子ちゃんが観に行った映画は、石原裕次郎の『嵐を呼ぶ男』でした。 みんな、身体を乗り出して、裕次郎と一緒にドラム叩く真似して、 きゃあきゃあいいながら観てました。昔ってあんな風に、もっと自由に映画観てたのね。 観客と映画が一体化しているみたいで、よかったなあ。 今みたく、「映画館の鑑賞マナー」なんて何回も言わない時代^^; このロケ、恐らくエンドロールからすると、九段会館だと思われます。 さすが・・・ あの雰囲気はレトロな場所でないと出せませんもんね。 うちの子たちは、昭和30年代の様子が珍しいらしく、いろいろ質問してきます。 豆腐屋さんが豆腐をラッパ吹いて売りに来て、お客さんは鍋を持って買いに行くんだよとか、 石原裕次郎は、今の都知事の弟なんだよとか、説明することが多かった^^; それだけ昔のことになっているんですね。
この映画は、もうこれで完結だそうです。 続きを見たい気もしますが、やっぱりこれで止めておいたほうがいいのかもしれませんね。 10年位してから「その後」でもいいかなあ? でもそうなると昭和40年代になっちゃうから、やっぱりこれはこれで終わって正解だと思います。 もしご覧になるなら、前作は観てから行きましょう^^ そのほうが、よりよくこの映画がわかると思います。
今日の評価 : ★★★★ (あったかくなれるお話でした。 家族と、大切な人と、観に行ってください。) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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