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テーマ:映画館で観た映画(8358)
カテゴリ:洋画(わ行)
監督・脚本 : ジョン・カーニー 出演 : グレン・ハンサード 、 マルケタ・イルグロヴァ 、 ヒュー・ウォルシュ 、 ゲリー・ヘンドリック 、 アラスター・フォーリー 鑑賞劇場 : CINECITTA'川崎 公式サイトはこちら。 <Story> アイルランド、ダブリン。 多くの人が行き交うグラフトン・ストリートでオンボロのギターをかき鳴らし自作の歌を唄う男(グレン・ハンサード)がいる。 そこに一人の女(マルケタ・イルグロヴァ)がやってきた。 10セントのチップを出し、あれやこれやと男に質問する。 挙句、掃除機の修理の約束をさせられてしまう。 翌日、壊れた掃除機を持って女が現れた。 途中、ピアノを弾かせてもらえるという楽器店に立ち寄った。 彼女の腕前に感心した彼は、一緒に演奏することを提案するのだった。 ONCE ダブリンの街角で - goo 映画 <感想> 久しぶりにチッタになど行ってみました。 仕事帰りにそのまま足を伸ばして川崎・・・ でも最近はラゾーナばかりで、チッタはご無沙汰です。 これ、タイトルからしてもう好みで、予告やレビュー見て、ますます絶対に行かなくては!! と、必死になったのです(笑 安い水曜に行くには仕事帰りしかないので・・・ こんな日は天然の塾のお迎えはしません(苦笑 もう、受験に全神経を集中させないことにしましたから・・・ そしたら、こんな無料ライブをしてましたよ。 毎週水曜に、真ん中の噴水広場で無料のジャズライブを行っています。 映画が始まるまで、近くにあったイタリアンで食事をしていたのですが、 外ではこの音楽・・・ 何とも贅沢な夜じゃないですか?? アイルランドも、イメージ的に暗い感じなのかな・・・? なんて思っていたのですが、 街並み的にそんなことはほとんどなくて。 現代のアイルランドが抱える問題、この映画で言えば移民のことでしょうか。 そんなものを織り交ぜていました。 街角で、いつもいつも何人もの人々とすれ違っていても、 その中に自分の大切な人がいるなんて、あんまり思わないんじゃないかしら。 でも、触れ合わないと出会わない。 思い切って話しかけてみるところから、出会いは始まる。
目の前の問題に一生懸命で、気がつくと余裕がなく、 心はいつも寂しくて。 ふとしたきっかけで心が触れ合って、共に同じものを作り出していく楽しさの中から 希望も生まれてくる。 今自分が立っている、この場所から、一歩でも前に進むために、 結論を出していく2人。 この映画の主人公には、役名がありません。 "guy" "girl"なんです。 名前を呼び合わないの。 あえて役名をつけないことで、現実の世界でも、 隣り合った、すれ違った人たちの中にもこんな広がりがあるんだよって教えてくれているような気がします。 実際に主役の2人を演じているのは、ミュージシャンです。 guyはアイルランドのミュージシャン、グレン・ハンサード、 そしてgirlはチェコのミュージシャン、マルケタ・イルグロヴァ。 2人のコラボした音楽もとても美しかったです。 サントラ、買いたいなあ・・・ 今日聴いたFMの週間ランキングのベスト30に入ってましたね。 音楽がセリフ、音楽が語っているような映画でした。 目の前の人に伝えたい想い、伝えたくてもできなかった想い、 人が抱える、抗えない寂しさ、 そして自分の求めているものが手に入ったときの感動。 音楽に、自分のありったけの想いを込めるのって素晴らしい。 ジャズのあとでこの映画、かなり素敵過ぎます。。。。 ♪
今日の評価 : ★★★★★ (とにかくこの物語をきちんと音楽で語っているのが素晴らしかったです。 ラストの持って行き方もよかったかな・・・) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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