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テーマ:映画館で観た映画(8350)
カテゴリ:洋画(た行)
原題: ATONEMENT 監督 : ジョー・ライト 原作 : イアン・マキューアン 出演 : キーラ・ナイトレイ 、 ジェイムズ・マカヴォイ 、 シーアシャ・ローナン 、 ロモーラ・ガライ 、 ヴァネッサ・レッドグレイヴ 、 ブレンダ・ブレッシン 鑑賞劇場 : TOHOシネマズららぽーと横浜 公式サイトはこちら。 <Story> 第二次世界大戦前夜、夏のイングランド。 政府官僚の娘で未来の大作家を自負する13歳のブライオニー(シーアシャ・ローナン)は、大学を卒業したばかりの姉セシーリア(キーラ・ナイトレイ)と使用人の息子で幼なじみのロビー(ジェイムズ・マカヴォイ)のただならぬ関係を察知し、ロビーへの警戒心を抱く。 そして事件は起きる。 ブライオニーの嘘の証言によって、愛しあう恋人たちは無残にも引き裂かれ、犯した過ちの重さにブライオニー(ロモーラ・ガライ)が気づいたときには、泥沼の戦争が始まっていた。 つぐない - goo 映画 <感想> TOHOシネマズデイの2本目。 キーラ・ナイトレイ&文芸モノ、どちらも私のツボの組み合わせで、 『プライドと偏見』以来です。 もちろん鑑賞を楽しみにしていました。 無関心を装っていながら好きでたまらなくなる、 しかし身分違いの恋ゆえに障害がつきまとい・・・ と、ここはよくあるパターンなのですがね。 セシーリアとロビーの一途な情熱がひしひしと伝わります。 美しいお金持ちの娘・・・ これだけで絵になりますから^^; 実際こういう場面は観ていてうっとりとしちゃいますね。
ただひたすら再会して一緒に暮らすことを夢見る2人。 でも現実は厳しくて。 戦争中の質素な装いでもこんなに綺麗。。。
テーマとして、「贖罪」を語るのに登場する3人のブライオニー役。 少女期のシーアシャ・ローナン 、 成長したロモーラ・ガライ 、 そして老年期のヴァネッサ・レッドグレイヴ、3人のフィギュアが一貫していたのがよかったです。 自分の行いがセシーリアとロビーのみならず、自分自身の人生にも決定的な陰を落としていくというテーマを背負って生きていくにふさわしい表情と外見とがマッチしています。 シーアシャ・ローナンの大人びた物越しはとても13歳とは思えず、これからの役に広がりを感じさせる。 ロモーラ・ガライは、『エンジェル』(未見なのがホントに惜しいです。。。)のヒロインの喜怒哀楽が激しいイメージとは異なり、内省的な部分を多く醸し出している。 そしてヴァネッサ・レッドグレイヴも、前出2人のイメージを損なうことなく引き継いでいるのはさすが大女優の貫禄です。 ヒロインの晩年をヴァネッサ・レッドグレイヴが演じている映画として、最近では『いつか眠りにつく前に』を観ていますね。 あと、『ヴィーナス』でも老境を語る女性を演じていて。 そのあたりは彼女のお得意なのでしょうね。
今日の評価 : ★★★★☆ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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