|
テーマ:映画館で観た映画(8347)
カテゴリ:洋画(あ行)
原題: I'M NOT THERE 監督・原案・脚本 : トッド・ヘインズ 出演 : ケイト・ブランシェット 、 クリスチャン・ベイル 、 リチャード・ギア 、 マーカス・カール・フランクリン 、 ヒース・レジャー、 ベン・ウィショー 鑑賞劇場 : CINECITTA' 公式サイトはこちら。 <Story> 1959年、ギターを抱えたウディ(マーカス・カール・フランクリン)と名乗る黒人少年が貨物列車に飛び乗り、病床の本物のウディに会いに行く。 社会派フォーク歌手として人気が出たジャック(クリスチャン・ベイル)だが、シーンから消えた20年後、牧師としてキリスト教の布教にいそしんでいた。 伝記映画の主役を演じ成功したロビー(ヒース・レジャー)は、9年に及ぶ結婚生活に終止符を打とうとしている。 音楽性をフォークからロックへ転向したジュード(ケイト・ブランシェット)は、スターとしての生活を送る中、ドラッグに蝕まれていた…。 アイム・ノット・ゼア - goo 映画 <感想> ボブ・ディランの様々な側面を6人の俳優が演じ分けた意欲作。 ボブ・ディランの初心者には、彼の足跡のアウトラインがわかるように作られていると言ってもいいのではないでしょうか。 6人6様のディランだし、その場面のイメージに合わせたキャスティングになっているので、 恐らく観た人の感想はかなり分かれると思いますが・・・。 自分もボブ・ディランに関してはあまり知識がない方ですが、 彼は様々な顔を持っているが故に、これを通り一遍の自伝にしてしまわなくて正解だと思います。 それぞれの俳優の個性も楽しかったし、彼らが「自分のディラン」をしっかりと持っていたのも素敵なことでした。 アカデミー助演女優賞にこの作品でノミネートされただけに、ケイト・ブランシェットはかなりクローズアップされています。 実際の若き日のディランのイメージに一番似ているのは彼女なんですよね。
でもこの役を女優で演じられるのって絶対に彼女しかいなかっただろうし、 今しかできない役だから引き受けたというのもすごく正解だと思う。 『エリザベス:ゴールデン・エイジ』とはまた違った「男らしさ」ですよね。 エリザベスでは女性の部分を排除しないといけない役、でもこれは如何にディランになり切るかって部分だから。
もう1人気になったディランは、今年1月に急死したヒース・レジャー。 結婚生活の部分を描くということでここは男優でしょうか。 奥さん役のシャルロット・ゲンズブールも、どことなくイメージ的に合っていました。 あと、クリスチャン・ベイルもディランに似てたなあ・・・。 その俳優たちの場面場面で、それぞれのイメージに観客を引き込ませているのはなかなかのものかなって思いました。 音楽好きさんなら観て楽しめると思いますが・・・
今日の評価 : ★★★☆ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[洋画(あ行)] カテゴリの最新記事
|