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テーマ:映画館で観た映画(8310)
カテゴリ:洋画(は行)
原題: MON MEILLEUR AMI/MY BEST FRIEND 監督・脚本 : パトリス・ルコント 出演 : ダニエル・オートゥイユ 、 ダニー・ブーン 、 ジュリー・ガイエ 鑑賞劇場 : ル・シネマ 公式サイトはこちら。 <Story> フランソワ(ダニエル・オートゥイユ)は、自分の誕生日のディナーに集まった全員から「お前の葬式には誰も来ない」と言われ、ショックを受ける。 そして反論するうちに、「10日以内に親友を連れてくる」という賭けをする事に。 早速、友人たちにコンタクトを取るフランソワだが、そこで誰も彼を親友だとは思っていない事を思い知る。 そんな時、タクシー運転手ブリュノ(ダニー・ブーン)の親しみやすさを目にしたフランソワは、彼に人と仲良くなるコツを学ぶ事にするが…。 ぼくの大切なともだち - goo 映画 <感想> まもなく終了してしまうんですが前売りだけは買ってあって、慌てて観に行きました^^ ダニエル・オートゥイユですもんね~。 昨年観た、『そして、デブノーの森へ』が、う~ん・・・な感じだっただけに、ちょっとヒューマンっぽいこの予告に期待して。 ここに出てくるフランソワは、骨董屋という商売柄もあるんでしょうか、「金で買えないものはない」という方針。 どっかの誰かさんからも聞いたセリフですが^^; 人の心もお金で簡単に買ってしまいます。 それが相手に分からないうちはいいのかもしれませんが、少し付き合うとそういうことだって薄々見えてくるだけに、 周りの人間、そして実の娘でさえ、見放されているという気の毒なお方です。 そしてフランソワが、友達を作る天才だと見抜いて、友達の作り方を教わるブリュノ。 彼はクイズが大好きで、その知識を元に、自分のタクシーのお客はおろか通りすがりの人間とまで親しくなる天才。 ですが・・・。 「誰とでも仲良くなれる」の裏返しは、「誰とも仲良くなれない」ということなんですね。
でもやっぱり友達がいないっていうのは淋しいことですよね。 そして「友達の作り方」なんていう講演会を聴きに行かないと友達ができないって・・・。 そういうことって理論理屈ではないんですから(笑 フランソワは今までたぶん、「空気を読む」ことができなかったんじゃないかな。 空気を読む、すなわち、人の心を分かってあげるってことです。 フランソワの周囲にいた人間は、恐らく彼と親しくなりたいという気持ちはあったのかもしれないけど、周囲をわかってあげなかった時の彼とはビジネスライクでしか付き合えないと考えていたのでしょう。 ブリュノもまた、自分の辛い過去から自分を守るために、あんなにクイズの知識で自分を守っていたのかもしれませんね。 どことなく、初対面の人と話している時の彼の早口な感じ、その人の心をつかもうと必死なのがわかります。 信じていたフランソワに裏切られて、でも土壇場で救われた彼。 しばらく冷却期間を置いて、本当に自分を必要としてくれる人の存在に気がついたわけです。
しかしすごく鋭い質問だと思います。 「あなたに、友達と呼べる人はいますか? 何人いますか?」 これって特に男性は言葉に詰まる質問だと思います。 仕事仕事・・・ って仕事だけにかまけててもとても友人なんてできないし、 例えば、休日に趣味のサークルかなんかに入ってそこで顔見知りになったとしても、 果たしてその人が心の底から自分を信頼してくれたり、相手が自分を友達だと思ってくれるかどうかっていうのは、また全然別の話ですから。 自分は友人だと思っていても、相手はそうは思ってないこともあるし。 難しいですね。 女性は、学生時代の友人、仕事の同僚、ママ友、などと、地域社会とか自分の周辺でコミュニティがある分、男性に比べて比較的友人を作りやすい環境にはあります。 ですけど、これも男性同様、本当にその相手が友達と言える?? って、考える場面も多くないですか? 例えば自分の環境と相手の環境を比較して嫉妬してみたり・・・。 そんな些細なことから女性の友情っていとも簡単に壊れますもんね(苦笑 それにしても、クイズ番組・・・。 あれってもろ、音楽までもパクリですよね!? ルコント監督もあの番組のファンだったんでしょうか(笑 エンドクレジット、どこかにフジテレビのマークがないかと必死に探しましたけどなかった(爆 司会者まで日焼けした人を選ぶなんて^^; あの番組が終了してだいぶ経ちますが、あの雰囲気、最後の問題で失敗すれば賞金が一気に20分の1(→ 大元の番組は10分の1でしたが^^;)に減ってしまったり、ライフラインが3つ、それもまったく同じなんて(笑 そこからおちが読めるのも微笑ましいですけど~ 館内、爆笑でした^^;
今日の評価 : ★★★★ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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