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テーマ:映画館で観た映画(8344)
カテゴリ:邦画(か行・さ行)
原作・脚本・監督 : 宮崎駿 製作 : 鈴木敏夫 声の出演 : 山口智子 、 長嶋一茂 、 天海祐希 、 奈良柚莉愛 、 土井洋輝 、 柊瑠美 、 矢野顕子 、 吉行和子 、 奈良岡朋子 公式サイトはこちら。 <Story> 海を臨む崖の一軒家に住む5歳の少年・宗介は、瓶に入り込んで動けなくなっていたさかなの子・ポニョを助けた。 一緒に過ごすうちにお互いのことを好きになる2人だが、ポニョの父親・フジモトによってポニョは海へ連れ戻されてしまう。 それでも宗介を想い、人間になりたいと願うポニョは、妹たちの力を借りてフジモトの蓄えた魔法の力を盗み出し、再び宗介の元を目指すが……。 崖の上のポニョ - goo 映画 <感想> ついにポニョってきました(笑 2人とも学校&塾の宿題がある程度まで片付いたので。やらないと連れてかないよっ!! っていうのが効果あり!? お盆ど真ん中なんでこの日は主人も揃って家族で鑑賞。 いかにしてポニョを集中して観る環境を作るか、を考えた結果、日中は絶対に混雑&満席なので、夕方の回を鑑賞することに。 暑くて暑くて、うっかり炎天下の中出かけると疲れます。ある程度日が暮れるとすごく涼しくて楽なんです。なので真夏は夜に映画っていうのも最近多い。 この試みは大成功で、約600席くらいの大スクリーンでも半分くらいの入り、 おまけに私たちは真ん中のブロックをを外して席を取ったので、前後左右に誰もいなくて、大変快適に鑑賞できました。 「みんなが観に行く映画」は、「みんなの裏をかく」方法が、快適に鑑賞できますね。 ということでポニョです。 2年前の『ゲド戦記』がもう、理屈理屈なアニメだっただけに、今回宮崎駿監督なので果たしてどのような雰囲気なのかなと。 鑑賞した方の感想としては、「トトロみたい」ということで、純粋なんじゃないかと予想。 ある意味それは当たってました。
人魚姫をモチーフにした、あるいは夏目漱石の3部作からイメージを取った、と、いろいろ解釈の仕方はあるようです。 ですが、これはきっと、事前に情報が何もない状態で鑑賞した方が楽しめると思います。 すごくストーリーはシンプルなんです。 出会って好きになって、ずっと一緒にいたいね・・・。 あなたが大好き。 それだけと言ってしまえば確かにそうなのですが、純粋な気持ちというのをここで改めて観ることによって、世知辛い日常の中で忘れていた感覚に気付くことも大切なのかと。 宮崎監督は、「神経症と不安の世の中に送る」とおっしゃっています。私はこの言葉がこの映画の全てなのではないかと思いました。 子育てするリサ、彼女の目線は常に子供たちを認めています。 家族を名前で呼ぶところは、その家の方針だからまあどちらでもいいとは思うのですが、敢えてそうしたところにお互いを尊重するという精神があるような気もします。 耕一とリサも離れているけどお互いにしっかりと想っています。そして息子の宗介のことも本当に信頼しています。 そしてフジモトとグランマンマーレも、いつ逢えるのかわからないけど心はつながっている。 素敵な関係じゃないですか・・・。 グランマンマーレの、何事も手のひらの上で優しく転がすような優雅な感じ、そして何とも言えない艶っぽさ・・・。 女性が忘れているような感性でした。 ひまわりのおばあちゃんたち。突然元気になってしまうのはどうして?と突っ込みたくなる気持ちも分からなくはないですが、本当はそうでないにしても、年を取っても心だけはそんな風に自由でみずみずしくありたいものだと思いました。 最後に宗介とポニョ。お互い出会った時から大事にしたい、大好き、純粋な気持ちがいつまでも変わらない。いろんなことで穿った見方をしたり、疑ったり嫉妬したり悪い所を見たりということは出てきません。こういうピュアな気持ちは忘れたくないですね。 久々に目を輝かせて鑑賞してしまいました。 単純なので。。。 笑
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