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テーマ:映画館で観た映画(8349)
カテゴリ:邦画(た行・な行)
監督 : 李闘士男 原作 : 若杉公徳 出演 : 松山ケンイチ 、 加藤ローサ 、 秋山竜次 、 細田よしひこ 、 松雪泰子 、 鈴木一真 、 高橋一生 、 宮崎美子 、 大倉孝二 、 岡田義徳 、 ジーン・シモンズ 公式サイトはこちら。 <Story> おしゃれな渋谷系ポップミュージシャンに憧れ、大学進学を機に田舎から上京した心優しき青年・根岸崇一(松山ケンイチ)。 「NO MUSIC NO DREAM」を胸に、デスレコーズの新人ミュージシャン募集に応募するが、本人の意志を無視して悪魔系デスメタルバンド「デトロイト・メタル・シティ」(通称DMC)のギターボーカル「ヨハネ・クラウザー・II世」として売り出され、あろうことかカリスマ的人気を博してしまう。 デトロイト・メタル・シティ - goo 映画 <感想> 水曜は1本しか見る時間がなかったので、これと、こっちのどちらにしようかなとかなり迷ったんですけど、 やっぱり笑いたい気分だなあと思ってこちらにすることに。 それは正解でしたね。 ヘヴィメタにも、デスメタル系っていうのがあることを知りましたね。 洋楽は聴くけど、ヘヴィメタらしきものはNight Rangerくらいしか聴いたことないし・・・。 「デス」って言うだけあって、「SATSUGAI」とかそういう歌詞なんですね。 デーモン小暮みたいなメイクなんだけど中身は思いっきりロマンティックというか、「お遊戯系」と言いますか・・・。 とにかくそのギャップが面白い。
デモテープを送ってから、どういう経緯で崇一がDMCのヨハネ・クラウザー・II世になることになっちゃったんだかはわからないんだけど、 自分の目指している音楽性と全然違うんなら最初から断ればいいのに・・・なんて思ったりもします。 あくまでも想像ですが、社長の「NO MUSIC NO DREAM」に最後は惹かれたというか負けてしまったのではないかなと。 結局、夢を授けたいというところは同じだった訳ですから。方向性は著しく違うけど。そこのところをいつまでも引きずっているような崇一くん。いやって言えなさそうですね。 あの、渋谷系のときのと言いますか、崇一の内また歩きとか手のブリブリな感じとかしゃべり方とか髪型とか(笑)、それが徹底的に研究してあると思いました。 「甘い甘い・・・ こ~い~び~と♪」なんて唄う彼からは想像もつかないライブパフォーマンスが、DMCになると出ちゃうんだよね(笑 「地獄から帰ってきた~~」とか何とか言っている彼もすごい演技派だと思う。とっさにアドリブでもちゃんと返してるし。そんな機転が効くところなんかは、ビジュアル系に向いてますね。 松ケンって実はすごく緻密な性格なんじゃないかなって今回の作品見て思いました。役作りが半端じゃなさそうですね。 今度、『カムイ外伝』の主役をするそうなんですが、それも楽しみになりました。 この映画でのキーパーソンは宮崎美子じゃないかな? わかってないようなふりをしてすべてをお見通し。「何があっても全部受け止めるよ」って。子供たちのことをちゃんと考えている素敵なお母さん。 そんなお母さんに育てられた崇一だから、人間としての基本の部分はちゃんとできてるし、いくらデスメタル系だってそこのところがちゃんとしてないといけないよ!! って押さえるべきところはシッカリ押さえてます。 そういうのってすごく大事なんじゃないかなと個人的にも思いますんで、外見だけに流されないでっていうメッセージをきちんと若者たちにも伝えてますよね。するべきことをしてからパフォーマンスしなさい! って。そこら辺のアイロニーも面白かった。
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