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テーマ:映画館で観た映画(8358)
カテゴリ:洋画(さ行)
原題: JCVD 監督・脚本 : マブルク・エル・メクリ 製作総指揮・出演 : ジャン=クロード・ヴァン・ダム 出演 : フランソワ・ダミアン 、 ジネディーヌ・スアレム 、 カリム・ベルカドラ 、 ジャン=フランンソワ・ウォルフ 公式サイトはこちら。 <Story> 90年代に絶大なる人気を持っていたアクション・スター、ヴァン・ダム。 しかし最近では年齢のせいかアクションを演じるのも疲れ気味。 金銭トラブルや娘の親権争い、出演依頼もビデオストレート作品が続き、運にも見放されている。 そんな彼が故郷ベルギーでたまたま入った郵便局は、強盗が占拠中。 警察との交渉役に利用された彼は、今度は犯人と間違えられてしまう。 果たしてヴァン・ダムはこの「どん底」から脱する事はできるのか。 その男 ヴァン・ダム - goo 映画 <感想> この日の2本目。シネコンの拡大公開を待って、快適な環境で鑑賞です(笑 骨っぽい映画デーになりましたね(笑 最近、この手の感じの、骨っぽさが好きなのです。 無骨な映画っていうか・・・。 派手じゃないけど、何か語りたそうな映画が観たくて。 正直アクションもの映画ってそんなに得意分野ではありませんので、ヴァン・ダム作品も実はこれが初めてです。 アクションだと、途中でもういいです・・・ みたいになってしまうこともたびたびあったり。 ですがこれは、ヴァン・ダムの素顔っぽさが予告で印象に残ったので、観ることにしました。 暮れに観た『バンク・ジョブ』のように、セピア色っぽいヨーロッパ映画の雰囲気もしていて、ビジュアル的にも楽しみでして。
落ち目のアクションスターって役どころ。 なんだけど。。。 このくらい枯れてる方が、味があっていいじゃん♪ って自分は思うんですよ(笑 おじさま好きなのでw シワがあったってカッコいいし。 48歳だってあの身体のキレはさすがですよね。 トラブルに巻き込まれてもあくまでもカッコいい(笑 そして映画で培ったアクションが、微妙に伏線だったりもするんですよね。 彼のあったかい人柄が、その場にいる人の考えまで変えてしまうのですから、 それがヴァン・ダムの魅力なんでしょう。 そしていくつになっても、男はママがいいのね・・・ って、改めて思いました(笑 人質の中の母親、事件が動くカギも母親がらみ、 そしてヴァン・ダムの母親も来ちゃったり(→ このママは本物じゃなさそうですけど) いつもは苦み走っている男を演じていても、 家族の絆の前にはほろっとしてしまうのも、可愛らしさのうちですからね。 そんなアンバランスさも楽しかったです。 どっちかっていうと、ぼやき場面などは『トロピック・サンダー』的要素があったかな。 ですが、おいしいとこばっかりじゃないのが人生ですから、 ぼやくのも悪くないかな・・・ などと笑ってしまった。 アクションスターはそれなりにその世界でしのぎを削って・・・ っていうのが妙に可笑しかった。 控え目ですが軽妙で、楽しめる要素がよく考えてある1本でした。
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