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原題: REVOLUTIONARY ROAD 監督 : サム・メンデス 原作 : リチャード・イェーツ 出演 : レオナルド・ディカプリオ 、 ケイト・ウィンスレット 、 キャシー・ベイツ 、 キャスリーン・ハーン 、 マイケル・シャノン 公式サイトはこちら。 <Story> 1950年代のアメリカ、コネチカット州。 フランク(レオナルド・ディカプリオ)とエイプリル(ケイト・ウィンスレット)のウィーラー夫妻は、閑静な住宅街に暮らし、子供にも恵まれた理想のカップル。 しかし、甘い新婚時代の暮らしも次第に色あせていく。 演劇志向のエイプリルは地元の劇団の舞台に立つが、芝居の出来が悪く夫婦で口論に。 一方フランクは、しがないセールスマンの仕事にやるせない不満を感じていた。 そんな時エイプリルが提案する。 「みんなで、パリで暮らしましょう」と…。 ![]() レボリューショナリー・ロード/燃え尽きるまで - goo 映画 <感想> 実はこの日、1本試写があったのですが、 時間が空いたのでせっかくだから・・・ と、その前にこれを鑑賞。 やっぱり待ち切れないし、お休みの予定の間に、 明日からも続々封切りだもん。 早くしないとスルーになっちゃいます。 敢えて、みなさんのレビューは読んでいません。 何となく雰囲気悪そうなご夫妻、というくらいの情報しか入れないで、行きました。 一昨年、ケイトの『リトル・チルドレン』に大変共感して、 その年のmyランキング第3位に入れてしまったくらいでして。 両作品とも、夫婦の問題を扱うという点では共通しているだけに、 等身大の女性の感覚を演じさせたら、雰囲気ありすぎるくらいの彼女だけに、 果たして今回は何を見せてくれるのだろうか? と、期待半分、不安半分(!)でした。 50年前のアメリカという設定です。 まだまだ女性の社会進出が難しかった頃です。 結婚して郊外に家を買って、でも忘れられなかった夢を追いかけたくて、 エイプリルは提案する。 パリに移住しましょう! という展開になっていきますが・・・。
冒頭の口論のシーンなどもそうなのですが、 この提案もまた然り、 全てはエイプリルが仕掛けているように思えます。 そしてその仕掛けが、観ている側からすると、実に甘い考えに感じられます。 非常に現実的ではないことです。 ほんのちょっと、フランクが芝居の評価を口にしただけで、 烈火の如く、その場に関係ないことまで持ち出して罵るエイプリル。 挙句の果てのパリ移住。。。 彼らはフランス語ができるのかどうか、 また本当に政府機関の秘書になれる保証があるのかなんて説明は、 一切観客にはされていない。 エイプリルは、「私が提案したことは、まるで全ての解決策なのよ!」と言わんばかり。 もしもフランクがこの話に乗らなかったら、 この映画はもっと早くに荒れ模様になっていたに違いない・・・ というくらい、お見事に意見を通すエイプリル。 彼らの結婚生活のキーワードとして考えられるのは、"immature"、 「成熟していない」ような感じなのです。 何となく「無限の可能性を感じたから」結婚して、 そして子供ができてしまって。 望んだ妊娠だということを証明するために家を買う、というのも、 ご本人たちは十分に考えたつもりでも、観ている側からすると、行き当たりばったりにしか思えない。 ・・・と、かなり厳しい見方がある一方、 所詮、若さというものは、勢いや経験不足、見通しの甘さがあるから、 ある意味、行き当たりばったり的なことは致し方ないのです。 また、当時の社会情勢も考慮する必要もあります。 結婚した女性が当時できること、選択肢が、果たしていくつあったのだろうか。 あれもしたい、これもしたい、と夢を描いていても、 結局は専業主婦にならざるを得なかった、そんな彼女たちの現実が見えてきます。 私はこんなはずじゃない、こんな所にいるべきじゃない。。。 エイプリルはその想いだけが膨張していったのでしょう。 一方の、夫のフランク。 彼は彼なりに、当時の男性としては、精一杯家族を守って身体張って生きている。 何か知らないけど、妻は不満らしい。 だけど妻が一体全体、何に不満なのかがわからない。 そんな夫たちの疑問、これはそのまま、現代にもつながってはいやしないだろうか。 そしてそんな「わからない夫たち」と暮らす妻たちは、 その、「『わかっていないこと』に対しての不満」を募らせていっている フランクとエイプリルもそうだが、わからないわからないと言っているカップルは、 まず間違いなく、必要なことを話し合ってはいない。 コミュニケーションの不足が生む悲劇。これで悩む現代人がどれほど多いことか。 そして家の中で、どうしようもない行き詰まりを感じると、 激情にかられて、普段の自分なら絶対にしない行動を重ねていくのも、 人の弱さなのだろうか。 キャシー・ベイツ演じる不動産屋ヘレンと、その夫、そして息子ジョン。 彼らの存在も、ウィーラー夫妻にとっては、 時に監視であったり、事件への引き金であったり。 心の底に、澱のようにたまっているもの、見たくないもの、 ほじくり返すと地雷なので触れないこと。 そのことに、息子のジョンは、傷口に塩を塗りたくるように突っつきまくる。 人とのコミュニケーションがうまく取れない代わりに、人の心が読めてしまうという矛盾が、 矢のように夫妻に突き刺さってくる。 そしてその息子がいることに引け目を感じつつも、 実は息子を認めない人物に対して、拒絶し、批判しているヘレンのような存在も、 専業主婦にとっては、目の上のたんこぶみたいなものではなかろうか。 主婦の愚痴やヒステリーが始まったら、まともに相手にしないで、 聞いているふりしてりゃいいや・・・ と受け流すヘレンの夫のように、 適当にやっていればどうにかなる、という処世術? だけで暮らす夫婦って、 別にいいんだけど、虚しい。 専業主婦を都合13年間続けた身としては、 「エイプリルのそういう気持ち、roseさんはわかるんじゃないんですか?」 ともしも聞かれたら、 とりあえずYesとは答えるけど、not completely ですね。 私も、その時その時、最善と思われることを精一杯してきたからわかるけど、 独身とは違って、もう自分1人ではないから、家族がいるから、 その基盤を根底からひっくり返すような行動は、できないかな。 私が一番気になったのは、エイプリルが子どもに対して、真剣に愛情を持っていたのかということです。 劇中のセリフにも出てきますが、 仕方がないから家を買いました・・・みたいな感じでは、 パリに行っても、このまま留まっても、 家族は壊れるような気がする。 子どもは何も知らないし、罪もないから、 その子たちをも巻き込んでしまうような言動には、ちょっと共感できかねる部分ありですね。 そして、フランクの存在も、条件付きの愛情、という感じでして、 エイプリルはそこまで自分が可愛かったのかな? と思ってしまいました。 この映画はとにかく、独身者には勧められない。 この後、試写会でご一緒した方がたまたま独身でしたが、 彼女に、「やめた方がいいよ・・・」と、思わず言ってしまった(笑 どんなものを見たとしても、聞いたとしても、 自分たちは自分たちの進むべき道がある、という信念を持った人なら、 観ても大丈夫かも。 ご覚悟を。
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こんばんは。早速お邪魔に来ました。
エイプリルの発想や着想が極端で独善的で、 しかも、母親としての自覚と責任に欠ける言動なので、 どうしても、多くの女性たちの反発を買ってしまいますね。 たぶん、反発を与えることを百も承知のうえで、 ここまでの女性像を描いたのだろうと想像しています。 これは、ある1人の女性の考え方と選択を描いた「小説」であって、 そこから、人それぞれに何かを感じ取ればいのでしょう。 反発だらけもよし、共感を得る部分を汲み取るもよし、 反面教師でしかないならそれもよし。 観る年齢や環境によって、その反射の角度を変える、 合わせ鏡のような作品なのだろうと思います。(Jan 31, 2009 01:06:55 AM)
こんばんは^^
早々とありがとうございます。 とにかく、書くのがこんなに大変な映画はなかなかない、ってくらいでした(笑 これもある意味、『いつか眠りに・・』と同じように、観客のバックグラウンドに合わせた感想でよいのかな? と感じます。 エイプリルには共感もできるけど、うーんちょっと、っていうところもありますよね。 わかっていてここまで極端な女性像、というのも、すごいなあ。。。 すごすぎました。今日は。(→ そればっかりでごめんなさいませ) (Jan 31, 2009 01:16:40 AM)
この映画で一番感心したのは、サム・メンデス監督ですね すごいとしかいいようがありません
楽しい映画ではありませんでしたが、一言で片づけちゃいけませんが良い映画でした (Jan 31, 2009 04:22:50 PM)
こんばんは^^
>この映画で一番感心したのは、サム・メンデス監督ですね すごいとしかいいようがありません >楽しい映画ではありませんでしたが、一言で片づけちゃいけませんが良い映画でした ----- 鑑賞してから1日経ちましたが、 いい映画なのでしょうけど、手放しでいい! とは、言ってしまってもいいものなのか。。 複雑な心境です。 (Jan 31, 2009 06:27:50 PM)
そうですね、独身者にはオススメできない映画ですね。
私も独身貴族満喫中なんですが、この映画を見て結婚願望が消えかけましたよ。 でも『マンマ・ミーア!』のおかげでマシになりました。(Jan 31, 2009 06:27:51 PM)
こんばんは^^
>そうですね、独身者にはオススメできない映画ですね。 >私も独身貴族満喫中なんですが、この映画を見て結婚願望が消えかけましたよ。 私の隣が、若い女の子2人組でした。 エンドロールが始まるとそそくさと立ち上がって・・・。 彼女たちは一体これをどう思うのでしょうかね。 結婚。 とても一言ではあたしは感想は言えませんよ(爆 >でも『マンマ・ミーア!』のおかげでマシになりました。 ----- あ。。。 そうでしたか。それはよかった。 。。。 って自分、マンマ・ミーアは、何かが違う、と思ってしまったクチなので。。。 すんません(苦笑 (Jan 31, 2009 06:30:22 PM)
>私が一番気になったのは、エイプリルが子どもに対して、真剣に愛情を持っていたのかということです。
映画でも、子どもたちのシーンって少なくて影が 薄かったですよね・・・わざとそのように描いて いるのかもしれませんが・・・ 私も、子どもが1番と思って、生活して、大げさに言えば、生きがいで(笑)生きてきたので、 その点は気になりました・・・ 友人宅に電話をして、子どもたちの様子を聞いて いる時、エイプリル泣いていたよね・・・ 母親としての愛情は、もちろんあった思いたなあ。 好きな作品ではないですが、いろいろなことを 考えさせてくれた映画ではありました・・・ ps.今日は、大学の時のクラブ仲間の新年会で TBのみ先につけて、後でじっくり読ませて 頂こうと思ったので、コメント遅くなって ごめんね(^^ゞ (Feb 1, 2009 01:59:15 AM)
こんにちは~♪
舞台後の喧嘩!! この時から、エイプリルに疑問を感じていました。 失敗した苛立ちをフランクにぶつけて・・・ 現実からは目を背けて、エイプリルは夢を追い求めた子供のようですよね。 もう少し現実を見つめ、子供達を愛してほしかったですね。 (Feb 1, 2009 11:58:13 AM)
フランクとエイプリルからは夫婦という匂いは感じられたんですが、子供二人の両親という匂いは全くといっていいほど感じられませんでした。
エイプリルに育てられた子供たちもまた不幸だな~と思ってしまうのです。 キャシー・ベイツの夫が事なかれ主義に徹して終わるラストもとても意味深でしたよね。(Feb 1, 2009 03:41:51 PM)
こんばんは~
たぶん、エイプリルの設定って、極端なんだと思います。だから子どもたちとの絡みが遠めでしたし、少なかったんじゃないかなと。 愛情は、あったと思いたいですね。 共感できないところもあるけど、どこか自分もそういう部分を持ちつつ・・・ みたいに感じたこともあり。 とても一言では言い表せないですね。この映画。 (Feb 1, 2009 06:38:19 PM)
こんばんは~
舞台の後の喧嘩は凄かったですね。 あれは男性なら、ドン引きですわ。。。 ですが、あれ、ただ単にケンカだけじゃなくて、途中から彼女の心の澱も一緒くたにしてぶつけてましたね。 どうにもならないいらだち、とか。 現代だったらもう少し彼女は自由だったと思いました。あの時代だからこその悲劇なんでしょうね。 (Feb 1, 2009 06:42:35 PM)
こんばんは~
意図的に子どもとの交流の場面を少なくしていたようにも思えますよね。 それが彼女の持っている問題と大きく関わってくる訳で。この映画を読み切るのは、本当に難しいですね。。。 >キャシー・ベイツの夫が事なかれ主義に徹して終わるラストもとても意味深でしたよね そう、ここはお見事でした。思わず苦笑してしまったりして。 そうすることが夫婦やってられる秘訣なのかも。ちょっと悲しいけど。 (Feb 1, 2009 06:48:59 PM)
大風邪をひいてしまって、PCを開ける気力もありませんでした。なもので、レス遅くなりお許し下さいませ。
さてエイプリルって正に自己中女ですね。全くもって自分の事しか考えていない。フランクには彼女の不満が理解出来てなかったと思いますね。 劇中、“ぼくは作家でもなければ、画家でもない”というフランクに対して”私がNATOで秘書でもするわ!”なんて言い返すエイプリルの考えは甘いの一言。 根本的に勘違いのエイプリルに振り回されるフランクが気の毒過ぎでしたわ。(Feb 6, 2009 11:21:26 PM)
おはようございます~
お風邪は大丈夫ですか? どうぞお大事に^^ >さてエイプリルって正に自己中女ですね。全くもって自分の事しか考えていない。フランクには彼女の不満が理解出来てなかったと思いますね。 >劇中、“ぼくは作家でもなければ、画家でもない”というフランクに対して”私がNATOで秘書でもするわ!”なんて言い返すエイプリルの考えは甘いの一言。 >根本的に勘違いのエイプリルに振り回されるフランクが気の毒過ぎでしたわ。 ----- たぶん、エイプリルってすごく極端にデフォルメされているキャラのように私は感じました。 つもり積もった不満が、「パリ」などと言わせてる、といいますか・・・。 それは甘ちゃんの一言ですよね。 ですがあの時代で女性が自己実現したいと思った時に、限られてくる部分もあるわけで。自分も少し似たように思う部分もあるだけに、まるっきり全否定できない自分がいます。 その人の生き方と重ねて観る映画なのかな?? そんな気がしました^^ (Feb 7, 2009 06:33:51 AM) │<< 前へ │次へ >> │一覧 │コメントを書く │ 一番上に戻る │ |