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テーマ:映画館で観た映画(8328)
カテゴリ:邦画(か行・さ行)
監督・脚本 : 宮藤官九郎 出演 : 宮崎あおい 、 佐藤浩市 、 木村祐一 、 田口トモロヲ 、 三宅弘城 、 ユースケ・サンタマリア 公式サイトはこちら。 <Story> メイプル・レコード新人発掘部門のかんな(宮崎あおい)は、会社退職予定のその日、動画サイトに投稿されたパンクバンド、少年メリケンサックに釘付けになる。 イケメンギタリストがギンギンに弾きまくり、凶暴なパフォーマンスでファンを熱狂させているのだ。 早速、バンドとの契約に乗り込むと、そこにいたのはイケメン青年ではなく、昼間から酔っ払ったオッサン。 動画に投稿されていたのは25年前のライブ映像で、メンバーは50代になっていた! 少年メリケンサック - goo 映画 <感想> 佐藤浩市さんがどんな風になるのかが結構楽しみだったこの1本。 でも考えてみると、宮崎あおいちゃんとは最近では『闇の子供たち』 でも共演しているんですよね。 両人共に、この映画とは全然違うスタンスの役なんですが。 佐藤浩市さんも映画には出ずっぱりという印象があるので、 邦画はこの年代の人材が不足しているのか? とも思ったりして。 でもいいや。好きだから(笑 クドカン関係の映画は『舞妓Haaaan!!!』以来ですが、これから『カムイ外伝』もあるんですよね。これも楽しみだったりします。 さて宮崎あおいちゃんです。 『NANA』はとっても好きな映画で、この手のジャンルは結構スルー気味な自分がついつい観てしまいました。ハチのキャラがすごくよかった。 だから『NANA2』をやらないと聞いた時、とっても残念だと思ったのですが。。。 理由が「特定のイメージをつけたくない」ということらしくて。 その後の彼女の活躍ぶりはご存じの通りですが、それを考えると、イメージをつけたくないという彼女の考えは正解のような気がします。 今回のこの映画も、大河ドラマ「篤姫」の収録と並行して撮影されたと聞いています。 国民的と言われるポジションに行きつつある女優なのに、常に自分を固定したくないのでしょうか。 若いのにそのハングリーさは大したものです。 今回のかんな役でも、可愛らしさとド根性とギャグと・・・という感じが混在してて、 飽きなかったですね。
パンクって、こんなに人情味を前面に出してましたっけ?? もっと無機質なイメージがありましたが・・・。 無機質な世の中に嫌気がさした若者が中年パンクバンドを支持するっていうのなら、話としては分かるような気がしますが、実際はどうよ?? 「中年の好奇心をなめんなよ!」っていう浩市さんのセリフ。 今の中年(→ っていう言葉も死語に近い?)が言いたいことをやけにハッキリと言ってます。 妙に気取ってアラフォーとか言ったところで、所詮中年は中年なんだから(笑)、 カッコつけたってしょうがない。「年には勝てない」んだから。 だからと言って、中年を封じ込めるような空気は嫌だし。 勝てないなら勝てないなりにやればいいじゃん・・・ っていう雰囲気が自分は好き。 ハチャメチャな中にも、骨っぽいメッセージはあったように思いました。
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