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rose_chocolat@ Re[1]:2015年my映画ランキング:元気にしています(01/02) みえこ55さん こちらこそレス遅くなりす…
2009.05.06
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カテゴリ:韓国映画

原題: THE CHASER

監督・脚本 : ナ・ホンジン

出演 : キム・ユンソク 、 ハ・ジョンウ 、 ソ・ヨンヒ 、 キム・ユジョン 、 チョン・インギ 、 チェ・ジョンウ


鑑賞劇場 : 109シネマズ川崎


公式サイトはこちら。




<Story>


街では連続猟奇殺人事件が起こっている頃、元刑事でデリヘノレ嬢の斡旋を生業としているジュンホ(キム・ユンソク)は、彼の元から行方をくらませた2人の女の行方を探っていた。
その手がかりを握る男を見つけるも、探りを入れさせたデリヘノレ嬢ミジン(ソ・ヨンヒ)も失踪。
だが偶然ジュンホは疑惑の人物ヨンミン(ハ・ジョンウ)を見つけ、捕獲する。
すると警察でヨンミンはとんでもない告白を始めた。「女たちは自分が殺した。そして最後の女はまだ生きている」と――

チェイサー - goo 映画
チェイサー - goo 映画





<感想>

本当に久しぶりの韓国映画です。 自分の日記を見たら昨年はたったの4本しか鑑賞していませんでした。 9月の『ファン・ジニ』以来。
本当は韓国映画好きなのですが、最近は日本公開の本数も減りましたし、また自分でも吟味して観に行くようになってしまいました。 そのせいかあまり大きくハズレもないのですが。
正直これは知っている俳優さんがあまりいないのと、あとR-15ということで結構迷ったのですが、お友達の評価もよいので試しに鑑賞してみることにしました。




10か月に21人を殺害した疑いで逮捕された、韓国で“殺人機械”と言われた連続殺人鬼ユ・ヨンチョルの事件をベースにした映画。
全体的に画面が暗いせいもあるのだけど、冒頭から不穏な空気が漂っている。 そして予想通り残虐なシーンの連続。
う・・・。 血が苦手な自分がよく観てるな(苦笑
出てくる女の子すべてがいなくなる。 犯人は本当に一見して「普通に見える男」。 だけどその内側に巣くっているコンプレックスが、女性に対しての残忍な行動に向かっていく。
今も昔も、性的コンプレックスが一番弱いものに向かう。 被害者には何も罪はないのに。 憤りを禁じ得ない。


元刑事、そして今はデリヘノレを経営しているジュンホ。 自分の店で抱えている女の子たちが次々と姿を消していく。
彼は最初はいい加減なんだけど、だんだんことの次第がわかるにつれてこの事件に深く関わっていく。
元刑事なんで、捜査の勘っていうのがまだ残っているんでしょうね。
この映画に出てくる警察がとにかくダメダメに描かれてる。 初動捜査の失敗以外の何物でもなく、尋問の様子も観ているこちらが思わず笑ってしまうほどの間が抜けた感じになっている。 こんな警察じゃ頼りにならないから、じゃあ自分で調べるっていう動機付けには十分すぎるくらい(笑




チェイサー
(C) 2008 BIG HOUSE / VANTAGE HOLDINGS. All Rights Reserved.





すぐそこに犯人の息遣いが聞こえてきて、手が届きそうなのにそう簡単には届かないところはもどかしく、この映画の見所でもある。
そして犯人の残虐性。 ヨンミンを演じるハ・ジョンウはそれこそ普通にしていれば「虫も殺さぬほど」穏やかに見える。 だが凶行を決意したときの豹変ぶりは凄まじく、普段が穏やかであるが故にそのギャップを観客に植え付けていく。 自分がどうしたら罪を逃れられるのかを考えているあたり、のほほんと見えるようで策士というのを感じさせ、憎たらしさを増幅させている。


最後の、雑貨屋さんでのことまでもが果たして実話なのかどうかはわからない。 だがこの場面が、この映画の残酷さをさらに深め、観客は犯人を追い詰めていったジュンホの心情により近づくことができる。
彼は決してスマートなタイプではないけれど、観ている方はその執念にほだされてしまう。
ミジンの娘の勘のよさはおそらく脚色だろうけど、その無邪気さがより一層悲しみを引き立てている。
風俗嬢が危ない目に遭うのはそう珍しくない話だけに、ただその仕事をしていたからという理由で犠牲になった方々は本当にお気の毒です。


ハリウッドでレオ様がこれをリメイクすることが決定したそうですが、どうかこの研ぎ澄まされた持ち味を消さないで! とお願いしたくなるくらいの良作だったと思います。




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今日の評価 : ★★★★☆




  















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Last updated  2009.07.23 17:57:06
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