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テーマ:映画館で観た映画(8349)
カテゴリ:洋画(ら行)
原題: THE SOLOIST 監督 : ジョー・ライト 原作 : スティーヴ・ロペス 出演 : ジェイミー・フォックス 、 ロバート・ダウニーJr. 、 キャサリン・キーナー 、 トム・ホランダー 、 リサ・ゲイ・ハミルトン 鑑賞劇場 : TOHOシネマズシャンテ 公式サイトはこちら。 <Story> ロペス(ロバート・ダウニーJr.)はある日、べートーヴェンの銅像のある公園で2本しか弦のないヴァイオリンを弾くホームレス、ナサニエル・エアーズ(ジェイミー・フォックス)に出会う。 彼の演奏する音楽の美しい響きにひかれコラムのネタに取材をはじめる。 まもなく彼は、ナサニエルが将来を嘱望されたチェロ奏者で、ジュリアード音楽院の学生だった事を知る。 なぜ才能ある音楽家が、LAの路上生活者になったのか? そして、家も家族もない彼が、なぜ音楽だけは捨てずに生きてきたのか? やがて、ロペスはナサニエルの感動の物語を発見するのだった。 路上のソリスト - goo 映画 <感想> このあたりではTOHOシャンテでしかやってないこの作品。 よみうりホール試写があった日についでに行くことにしました。 統合失調症を抱えるホームレスの天才音楽家と、新聞コラムニストとが路上で出会う。 そして交流をしていくということなのですが・・・。 頭ではああすればいい、こうしてあげたらいい、と思うのだけど、実際に交流を持ち始めてみると、こちらがいいと思ったことがあちらにもそう感じるとは限らない場面が出てくる。 それは綺麗事じゃなくて心がぶつかり合ったり、反発を伴うことも多い。 そして、よかれと思ってしてあげたことが、相手にとっては非常にプライドを傷つけるものだったりということもある。 生きてきた背景は様々だから、そこは難しいところ。 コラムのためにナサニエルを利用したわけではないけど、コラムが進むにつれ、読者も何かを期待し、そして書き手側も結末を期待し・・・という部分もあったのではないだろうか。 こうすればいい、という勝手な思い込みをして物事を進めると、施される側は「上から目線」ととらえてしまう。 よくあるあざとさなのかもしれないけど。
これに似た映画として思いつくのが『再会の街で』なんですが、これもまたシュールに統合失調症の人物と、彼を取り巻く周囲の対応を描いていた。 「支える」ということを真摯に描いたこの作品に対し、本作は、実話のコラムがベースということもあるのでしょうけど、いささか綺麗にまとまりすぎていたように感じた。 中盤でかなりリアルな部分もあったが、結局そこが着地点。。。というところに落ち着いてしまったように思う。 ですが、こういう話が好きな固定層はいるので、そこそこ動員もありそう。 キャスティングも話題ですし。 ロバートものでかなり期待はしましたが、自分的には今1つ。 『チャーリー・バートレット』の方が断然よかったかな。。。
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