|
テーマ:試写会で観た映画の感想(678)
カテゴリ:洋画(さ行)
原題: HE'S JUST NOT THAT INTO YOU 監督 : ケン・クワピス 出演 : ベン・アフレック 、 ジェニファー・アニストン 、 ドリュー・バリモア 、 ジェニファー・コネリー 、 ケビン・コノリー 、 ブラッドリー・クーパー 、 ジニファー・グッドウィン 、 ジャスティン・ロング、 スカーレット・ヨハンソン 試写会場 : 東京厚生年金会館 公式サイトはこちら。 <Story> 素敵な恋を探しているジジ(ジニファー・グッドウィン)は、友達の紹介でデートしたケヴィンに夢中。 しかし、いつまで待ってもケヴィンから電話は来ない。 女友達の「忙しくて、電話出来ないのよ」「照れているのよ」とポジティブなアドバイスに希望を持つジジだが、アレックス(ジャスティン・ロング)は違った。 「電話が来ないのは、彼が君に興味がないから」。 この言葉で目が覚めたジジは、男性との出会いがある度にアレックスにアドバイスを求めるようになっていく…。 [ 2009年8月1日公開 ] そんな彼なら捨てちゃえば? - goo 映画 <感想> 予告で、本当に女優陣がみんな可愛らしくって、早く観たくて観たくてたまらなかった作品。 運よく鑑賞することができました。 試写会場は約95%が女性!! この女率の高さって最近見てないな。 5人の女優さんが、それぞれうまくいかない恋愛パターンを演じてて、それが面白いんですね。 いただいたチラシにはテストがありました。 「恋愛タイプ診断テスト」だって。 チャートに沿っていくと自分がどのタイプかわかるらしい。。。 ちなみに私は「カン違いのジジ / 2度目の誘いが来ないタイプ」(ジニファー・グッドウィン)だそうで。。。 他の女優さんですが、 「強がりのベス / 彼が結婚してくれないタイプ」(ジェニファー・アニストン) 「完璧主義のジャニーン / 浮気されやすいタイプ」(ジェニファー・コネリー) 「情熱的なアンナ / 本命が見つからないタイプ」(スカーレット・ヨハンソン) 「現実逃避のメアリー / 恋に踏み出せないタイプ」(ドリュー・バリモア) ですって^^ チラシいただいた方、やってみてください! このチャートのタイプがそのまま、彼女たちのエピソードになっています。 スカちゃんは相変わらず肉食系女子(!)を割り振られてるけど、公開中の『それでも恋するバルセロナ』よりはこっちの方が断然よい。 今イチぱっとしないオトコだけど、一応さみしい時に慰めてくれる用にキープしとくか・・・ っていう、女の本音(笑)が実に面白い。 イイ男がいたらそっちよね~、 みたいな。 きっと今は彼女にとっては本気の恋愛の時期じゃないんだろうなあと。 もっとやりたいこともあるし、自分の立ち位置が定まってから探した方がうまくいくようなタイプです。
この映画の製作総指揮もやってる、ドリュー・バリモア。 彼女ももう34歳だそうで、でもすごくいい感じに年を取って行きそうに思います。 出番が若干少なめかなとも思ったんですが、でも最後にインパクトありそうなところ持って行きましたねー。 この映画で共演の、ジャスティン・ロングと今、付き合ってるらしい(笑) こういう映画ってカップルになりやすい!? そう言えば私、昨年暮、ジェニファー・コネリーの舞台挨拶に行ってたんだよね。 思いだした~。 この5人の中では割とお姉さんのポジションで、ルックスから来る真面目さをそのまま役にしている感じです。 彼女演じるジャニーンは清廉潔白って感じで、完璧主義。 ここまでいろいろ言われちゃったらそりゃ男だって何も言えなくなるって・・・。 この映画では彼女だけが既婚の役ですが、実際結婚してみないとわからないこと、こんなはずじゃなかったってことは山ほどある。 「私の理想」だけを追求しちゃっても、結婚なんてうまく行くわけはない。
もう1人のジェニファーである、アニストン。 実は彼女は、今年『マーリー』を観て、なかなかいい女優さん、イケてるじゃん? って思ってただけに、今回も自然な彼女の持ち味が出ていたのはとっても良かったと思います。 この映画で共演した、ブラッドリー・クーパーと噂があるのかないのか。。。 ブラピだけが男じゃありませんから~、ってね(笑 じゃんじゃん恋してもらいたいです。
最後に、「勘違いのジジ」を演じる、ジニファー・グッドウィン。 なんか彼女に一番感情移入してしまったかな・・・。 あの人と話せてうれしい! → 私のこと好きに決まってる → 行くっきゃない! って感じで、勘違いなんだけどそれでもまっしぐらに進んでいく気持ちって、本当は女子ならだれでもが持っているんじゃないかなと。 それのさじ加減で、可愛いか痛いかに分かれていくんですが。。。 でもどんなに笑われても、それでもいい、後悔したくない! っていう気持ちはほめてあげたいね。 ジジは一生懸命に生きているんだから。 そのタイミングを計れる貴重な男子? アレックスを、ジャスティン・ロングが演じている。 この役もよかった。 アレックスにジジは言う。 「あなたより、私の方がマシ!」 ちゃんと向き合わないであれこれ言うだけなら、愛かなと思って突進して玉砕する方が、愛を見つけるだけまだマシでしょ。。。? うんうん、よくわかります。 そういう可愛さを、わかろうとしない男子の何と多いことか f^^; これ決して、女性向けの映画じゃないですよ・・・ 笑 こういうのをわかってあげると、男としてかなりポイント高くなると思うんですけどね~。 男性4人ですが、彼らもまた、今の男性ならではの感じ。 7年も同棲してるのに、結婚に何だか煮え切らない。 既婚者だけどいけない方向に行っちゃう。 好きな女性にはいい人扱いされて、いつもすれ違いの恋。 観察ばかりしてて、本当に好きな人が実はいない。 縛られたくないっていう彼らの本音が透けて見えるんだよね。 だけど、予想外の恋の展開とか、女性の反応があって、それで初めてわかってくることもあるし、今まで持っていた主義主張を変えてしまうほどに想い人を見直してしまうこともある。 男性の場合は、気持ちって後からついてくるものなのかもしれません。 女性が、「AorB?」という二択を男性に迫る時って、割とシリアスなシチュエーションの場合、男性は答えに窮する感じがします。 本当はいろんな女性とのチャンスを楽しみたいのが、男性の本能的な性なんだけど、でも『愛のむきだし』みたく、「たった一人のマリアを探して」とも思えるのもまた男性であったり。 女性を大事にしたいのか、そうでないのか、そこの分岐点が一体何なのかを、この映画の男性たちの気持ちでちょっと見せてもらえると思います。 全体に小ネタも効いてて、あーあるある! と笑えるし、自分の恋愛観と比べてトークも弾みそう。 男も女も、興味・関心のない人には態度は違うもので、そこのところのホンネが見えてしまうのは勉強になるかも。 この映画を観た男性のご意見も伺いたいところです。 監督は『旅するジーンズと16歳の夏』の、ケン・クワピス。 まとめ方とか、エンドロールのトークなんかもいい雰囲気でした。
今日の評価 : ★★★★ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[洋画(さ行)] カテゴリの最新記事
|