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テーマ:映画館で観た映画(8349)
カテゴリ:洋画(か行)
原題: COCO AVANT CHANEL 監督 : アンヌ・フォンテーヌ 出演 : オドレイ・トトゥ 、 ブノワ・ポールブールド 、 アレッサンドロ・ニボラ 、 マリー・ジラン 、 エマニュエル・ドゥボス 公式サイトはこちら。 <Story> 修道院付属学校で育った孤児のガブリエル・シャネル(オドレイ・トトゥ)。 “ココ”と呼ばれる彼女は、洋裁店で助手の仕事をしながら、姉とカフェで歌を歌い、生活の糧を得ていた。 そこで出会った裕福な貴族、エティエンヌ・バルザンの家で暮らし始めた彼女は、様々な上流階級の人々と出会っていく。 そして、そこで彼女はアーサー・“ボーイ”・カペルと出会い、愛を育む。 彼は彼女の才能を見抜き、彼女が帽子店をオープンするための資金を援助する…。 ココ・アヴァン・シャネル - goo 映画 <感想> シャネル生誕125周年&創業100周年企画の3作品のうちの2本目。 1本目の『ココ・シャネル』 の感想はこちら。 『ココ・シャネル』 の時に早くも感じていたことですが、彼女の生涯 を映画化しようと思うと、必然的に場面が限られてくる訳です。 まして礼賛映画にしようと思えばなおさらのこと。 ですので、本作も『ココ・シャネル』 と同じく、シャネル草創期以前の2人の男性との恋愛が中心となっています。 むしろ本作は、上映時間の約8割くらいをそれに充てていたということで、より恋愛色が中心となっている。 『ココ・シャネル』 と比較して大変残念だったことは、シャネルが事業を軌道に乗せるまでの過程や、ブランドの由来、エピソード、そういったものがほとんどなくなっていたこと。 No.5のこと、ドーヴィルのこともほぼカットされてましたし、ジャージー生地のことも時間を特定しないで単にエピソードとして載せているだけ。 そういう意味では、『ココ・シャネル』 はかなり長尺ではありましたが、その点を丁寧に描いていたということで、良心的だったと言えるでしょう。 シャネル側は、本作を公式に周年映画として認めているということで、一体何がそうさせているのかと思いましたが、ただ単に無難にプロモーションしたということで選んだのかということは観客にも容易に想像がつく。 せっかくのオドレイ・トトゥの雰囲気は悪くなかっただけに、コマーシャルに使われたかのような印象は大変残念である。 正月公開の『シャネル&ストラヴィンスキー』に望みをかけましょうか。。。
今日の評価 : ★★ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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